愛に恋

    読んだり・見たり・聴いたり!

2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「ムーンライト・セレナーデ」 茅野和助の手紙「今生の暇乞い」

赤穂浪士四十七士の多くは、討ち入り直前、それぞれ残していく者たちに手紙を送っている。その中で茅野和助の手紙の一節を現代語訳で載せたい。「この場を逃れたのでは、一家の面目にもかかわり、ことに武士として生きるので、弟武次郎やせがれの猪之吉など…

『大谷翔平非公式スポークスマン』 契約金は史上最高額の5億ドル(約747億5000万円)以上になる

エンゼルスの大谷翔平選手は、同球団と契約延長しない限り、今季終了後にFAになる。その場合の移籍先候補として最有力とされているのがロサンゼルス・ドジャースだ。その理由について米メディア『CBSスポーツ』が分析し、3つ挙げている。大谷の契約金は史上…

東京裁判を問う 

本書は戦後38年経った1983年の5月28日と29日の両日、池袋のサンシャインシティ、元巣鴨拘置所跡で行われた「東京裁判」国際シンポジウムの記録を編んだもので、未だ裁判に関係した人が存命である中で行われたものだ。戦勝国が敗戦国を問うことの是非、侵略戦…

トマス・コール Part.2 

《楽園追放・月と火の光》(1828年) 《ナイアガラの滝遠景》(1830年) 《帝国の推移(衰退)》(1836年) ニューヨーク歴史協会 《帝国の推移(牧歌)》(1836年) ニューヨーク歴史協会 《森の家》(1847年) レイノルズ・ハウス美術館 《夕暮れの十字架…

偉人伝 part.12

アインシュタインとオッペンハイマーです。原爆の生みの親、オッペンハイマーは、こんな世界をどう思っているのか。 パブロ・ピカソ、彼が死んだ1973年4月8日の新聞を読みました。いくらか同時代を生きていたことに驚いたものです。遺書に私の名前がなかった…

「ムーンライト・セレナーデ」 生きることは、たえずわき道にそれていくことだ

「生きることは、たえずわき道にそれていくことだ。本当はどこに向かうはずだったのか、振り返ってみることさえ許されない。そして本当はあっちの道が自分の本来進むはずだった道なのに」と振り返ってみようとしても、そんな岐路はもう存在せず、今歩いてい…

ジェニファー・ロペス Part.8 

2021 2019 ロペスさん、アナタ、露出のない写真というのはないですね。露出だらけですよ。 まあ、アナタほど体に自信があれば分かりますけどね。 ただ、私と会うときだけはもう少し着てくださいね、日本では目立ち過ぎますので。

ルネ・マグリット  Part.8 

《とてつもない日々》 《誘惑者》 《若さ》 《透視》 《狂信者》 《悪魔の微笑》 《中世のパニック》 《夜会服》 《一夜の博物館》 《魔術師》 マグリットの絵画は、画家自身の言葉によれば「目に見える思考」であり、世界が本来持っている神秘(不思議)を…

「ムーンライト・セレナーデ」 アルフレッド・ド・ミュッセ

フランス・ロマン主義の作家で詩、小説、戯曲などを広く手がけた、アルフレッド・ド・ミュッセ(1810年-1857年)が「われ来たりぬ、かくも年老いし世に、かくも遅延して」、といっても彼は46歳までしか生きていないので、或は私のことか。最近、病院続きで…

【AB通信:オドロイター発】 ナゴルノカラバフのアルメニア系行政府、来年1月1日に消滅へ

アゼルバイジャンとアルメニアの係争地ナゴルノカラバフのアルメニア系住民の行政府であるアルツァフ共和国が2024年1月1日に消滅することになった。ナゴルノカラバフとアルメニアの当局は28日、アルツァフ共和国のサンベル・シャフラマニャン大統領…

ティツィアーノ・ヴェチェッリオ Part.4 

《バッカスとアリアドネ》(1520-1523年) 《シシュポス》(1548-1549年頃) プラド美術館 《洗礼者ヨハネの首を持つサロメ》(1515年) ドリア・パンフィリ美術館 《イサベル・デ・ポルトゥガル》(1548年頃) プラド美術館 《鏡と女性》 《イザベラ・デス…

「ムーンライト・セレナーデ」 同害報復原理

裁判で検察側が死刑を求刑しているのに、弁護側が心神耗弱を理由に無罪を主張することがある。同じ司法試験を合格した両者は斯くも極端に意見が異なる。同害報復原理は、罪と罰の均衡を維持する最小限度の原則であるが、このような判決の場合では、その正義…

日焼け対策

テレビで東京に来た多くの外国人を見ているが、何処の国の人でもマスク、日焼け対策などしている民族は居ませんね。日本人は日傘、長手袋、マスク、帽子、長袖と暑苦しい恰好だが、外人は半袖一枚。さっぱり、あっさりで サングラスのみ。よく街角で覆面強盗…

アンリ・マティス Part.3

《Nu drapé》(1936年) 《クリーニングレディ》(1896年) 《ラ・フランス》(1939年) ひろしま美術館 《長椅子に座る女》(1920-1921年) カンヴァス バーゼル美術館 《花のついた帽子をかぶった女性(アントワネット)》(1919年) 《インテリア》(1940…

【AB通信:オドロイター発】 オレクサンドル・マツィエフスキー

【AB通信:オドロイター発】英雄スラヴァ!オレクサンドル・マツィエフスキー、この英雄は決して忘れられないでしょう。12月30日、マツィエウスキーを含む火力支援中隊が前線最側面にてロシア軍を迎撃。12時間に及ぶ戦闘の果てに部隊はロシア軍の撃退に成功…

「ムーンライト・セレナーデ」 ある日の萩原朔太郎と室生犀星

町の煙草屋に一寸綺麗な娘が居て、いつも店に座って居た。室生君はそれを嫁にもらいたいから、僕に交渉してくれと言うのである。乞食同様な無名詩人のところへ、普通の娘が嫁に来る筈が無いと思ったが、それでも念のために先方へ話してみたら、果たして頭か…

川瀬巴水 Part.5 

《春雨(護国寺)》 《荒川の月》 (1929年) 《池上本門寺》(1931年) 《七里ガ浜》(1928年) 《牛堀の夕暮れ》(1930年代) 《亀戸の藤》(1932年) 渡邊木版美術画舗 《東海道風景選集 馬入川》(1931年) 《若狭 久出の浜》 (1920年) 《大宮見沼川》…

伊勢湾台風

64年前の今日。1959年9月26日,伊勢湾台風が潮岬に上陸。紀伊半島・東海地方を中心に甚大な被害を及ぼした。死者・行方不明者5,000人以上。 そうか、あの日、東京板橋の木造アパートに住んでいたのだが、前の道路が浸水して、誰だったか大人の人が、ちょっと…

「ムーンライト・セレナーデ」 存在の堪えられない軽さ

ミラン・クンデラは「」のなかで、愛情に関する一種の経典的な警句を吐いている。「女とセックスするのと、いっしょに眠るとは、まったく相異なる感情である。前者は情欲、官能の享受であり、後者は愛情、寄り添うことである」と。ちょっとよく分からないが…

ヒラリー・ダフ Part.9 

(2016 ヒラリーさん、アナタの笑顔と、そのミニスカート姿が気に入りました。私の横で歩くのはアナタしかありません。 ね、アナタもそう思うでしょ。 なんと二人はお似合いなんでしょうか。 私はもう恋人気分です。

ジョルジュ・ド・ラ・トゥール part.2 

《聖母の教育》(17世紀) ルーヴル美術館 《サイコロを振る人》(1650-1651年頃) プレストンホール博物館 《ダイヤのエースを持ついかさま師》(1635年頃) ルーヴル美術館 《金の支払い》(1630-1635年頃) リヴィウ国立アートギャラリー 《二つの炎のあ…

「ムーンライト・セレナーデ」 老人の性は悩ましく生きている

老人の性は悩ましく生きているのであります。その懊悩は青春のそれといささかも変わらない。いやもっと哀切で、声なき叫びといったものかもしれません。異性を求める切望。その実現が不可能なときの懊悩。人間としての自然の情念を、老人であるゆえに抑圧せ…

熱海富士と伯桜鵬

熱海富士 所要18場所史上最速V王手! 21歳0カ月で初賜杯なら白鵬超え年少記録。大横綱超えの大記録が見えてきた。21歳0カ月で優勝すれば、貴花田、大鵬、北の湖に次ぐ史上4位の年少記録で、21歳2カ月の白鵬を上回る。初土俵から所要18場所目は、貴花田と朝青…

ルーカス・クラーナハ part.2 

《ユディト》(1530年) ウィーン美術史美術館 《アダムとエヴァ》(1510年頃) ワルシャワ国立美術館 《聖ヒエロニムス》(1525年) チロル州立博物館 《聖ヨハネの斬首》(1515年) クロムニェジーシュ宮殿 《律法と福音》(1529年) プラハ国立美術館 《…

偉人伝 part.11 

レイモンド・チャンドラー。44歳で大恐慌の影響で職を失い推理小説を書き始めました。私立探偵フィリップ・マーロウを主人公とするシリーズはハードボイルドの代名詞とされています。 この人、ハンナ・アーレントです。最近は映画化されているみたいですけど…

「ムーンライト・セレナーデ」 グローバリゼーション

グローバリゼーションという概念が世界の注目を集め、当初から議論はまっぷたつに分れ、一方の陣営は自由貿易こそが社会を豊かにすると熱心に説く経済学者や起業家たちだ。彼らは、規則のない交換をおこなえば、双方の当事者が利益を得られると言い貿易をす…

櫛挽道守  木内 昇

本作は中央公論文芸賞、柴田錬三郎賞、親鸞賞受賞作の大作で読むほどに唸るような作品だと思う。 私が審査員でも間違いなく一票を入れたであろう文句なしの小説ではなかろうか。 多少、時代考証や方言など難しいところもあるが、ストーリーなどどこまでも読…

マーゴット・ロビー Part.7 

2019 2021 マーゴットさん、アナタの露出は強烈ですね。そんな恰好では一緒に歩くと私の方が恥ずかしいのですが。 意外と短パンでラフな格好もよく似合ってますので、それでお願いしします。 いや、一度デートをしてもらおうと思ってね。

ジャン・シメオン・シャルダン Part.2 

《洗濯をする小間使い》(1735年頃) 《芸術とその報酬》(1766年) ミネアポリス美術館 《良き教育》(1753年頃) ヒューストン美術館 《台所のテーブル(昼食の準備)》(1756年) カルカソンヌ美術館 《テーブルの上の静物》(1769年) ゲティ・センター …

妄想仏像見学 part.2

『妄想仏像見学第十一話』【三重・宝厳寺/十一面観音立像(平安)】像高約165cm 『妄想仏像見学第十二話』【京都・広隆寺/不空羂索観音菩薩立像(819年以前)】国宝。像高313.6cm。 『妄想仏像見学第十三話』【奈良・法隆寺大講堂/薬師如来及び両脇侍坐像(990年)…