愛に恋

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「ムーンライト・セレナーデ」 グローバリゼーション

グローバリゼーションという概念が世界の注目を集め、当初から議論はまっぷたつに分れ、一方の陣営は自由貿易こそが社会を豊かにすると熱心に説く経済学者や起業家たちだ。彼らは、規則のない交換をおこなえば、双方の当事者が利益を得られると言い貿易をすればするほどよいのだと主張する。それがわずかでも損なわれれば、我々は、人智が実らせた果実をほかの地域から手に入れる機会を奪われてしまうのだという。彼らの対極には、かまびすしい環境保護活動家や文化ナショナリスト労働組合の幹部や反企業活動家がいて、規制なき貿易は、想定外の破壊的な形で政治、社会、環境保全の仕組みをひっくり返すと非難する。貿易をしなければしないほどよいのだと主張し、欲深い国々の粗暴な力から、各地のコミュニティを守れと訴える。ふむ、よく分からないが最近、絵画にペンキをかけては抗議している何やら団体という組織があるが、あまりヒステリックな行動は眉をしかめるし意味がない。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。おやすみなさい、また明日。