愛に恋

    読んだり・見たり・聴いたり!

人間失格 太宰 治

太宰の文学的評価というのは未だに確定していないらしい。一般的の日本文学といえば、谷崎潤一郎、志賀直哉、川端康成、三島由紀夫などの名前が挙がり、太宰というと私小説作家の代名詞みたいな感覚なんだろうか。私はといえば、これまで作品よりは太宰と近…

シャーリーズ・セロン Part.8 

2010 シャーリーズさん、アナタの名演技はよく分かっております。 とんでもない女優さんですよね。 併し、このような写真をみているとアナタも相当エロいのですね。 ますます好きになりました、私を知ってもらうためにも是非お話したいです。 私の街のコメダ…

滝平二郎 part.31 

《夏の終わり》 《行く夏》 《夏が暮れる》 《後悔先に立たず》 《お月さまいくつ》 《秋の野》 《落日》 《山ぶどう》 《赤とんぼ》 《うさぎ 》

「ムーンライト・セレナーデ」 阿部正弘の時代

今の時代、50歳で総理大臣になればかなり若手だと言われるだろう。併し、江戸の昔は違った。数えで15歳になれば成人扱いだ。頼りにならない将軍家定を補佐して四年の間、老中阿部正弘は心身を酷使した。ペリーの二度の来航の時の対応、ハリスの下田総領事館…

パウル・クレー Part.12 

《おしゃべりな男》 《北極の露》 《戦闘準備のできた大帝》 《論争》 《女の仮装衣装》 《紫と黄色の運命の響きと二つの球》 《金色の緑のあるミニアチュール》 《アフロディテの解剖学》 《透視-遠近法的な》 《無題(花と蛇)》 いつもながら解りませんね…

「ムーンライト・セレナーデ」 『悲しめる友よ』永瀬清子

悲しめる友よ、女性は男性よりさきに死んではいけません。男性よりも一日でもあとに残って、挫折する彼を見送り、又それを被わなければならない。男性が一人あとに残ったならば誰が十字架からおろし埋葬するのであろうか。聖書にあるとおり女性はその時必要…

ジェニファー・ローレンス Part.10 

2014 2018 2019 ジェニファーさん、美人でスタイル抜群、何を着ても似合いますね。そんなアナタは私の横にいると、なお、その本領を発揮すると思います。 いや、アナタに横に私はいるべきなんです。 二人はお似合いのペアだからです。 そう運命付けられてい…

インビジブル 坂上 泉

昭和29年、大阪城付近で政治家秘書が頭に麻袋を被せられた刺殺体となって見つかった。大阪市警視庁が騒然とするなか、中卒の若手・新城は初めての殺人事件捜査に意気込むが、上層部の思惑で、国警から出向してきた帝大卒のエリート・守屋と組むことに。全て…

マックス・ベックマン Part.2 

《自画像》(1917年) 《カーニバル》 《黄色い猫の少女(灰色)》(1937年) 《ダブルポートレート》 《ペルセウス》 《メッシーナ地震》 《十字架からの降下》(1917年) 《バンドミュージカル》 《マックス・ベックマンの夜》 《フランクフルトのニース》…

「ムーンライト・セレナーデ」 清談ををしたくおもいます

清談ををしたくおもいます。物価、税金の話、おことわり。人の悪口、噂もいや。我が子の報告、逐一もごかんべん。芸術づいた気障なものも、やだし、うけうり清談、ふるふるお助け!。日常の暮らしからは、すっぱり切れて、ふわり漂うはなし、生きてることの…

マンガでめぐる考古遺跡・博物館 今井 しょうこ

私がいくら歴史好きだからといっても、遡ることせいぜい源平時代まで。古代史はもっとも苦手な時代で、〇〇の尊(みこと、皇子なんていうもはさっぱり分からない。だいたい、長い天皇制の間に卑弥呼が存在していたわけで、その時代に天皇は何をしていたのか…

ジョルジュ・ロシュグロス 1859年8月2日 - 1938年7月11日

ジョルジュ・ロシュグロス 《古代の戦士》 《民衆に連行されるルキウス・ウィテッリウス》 《サランボーと鳩》 《メッサリナの死》 《女優サラ・ベルナール》 《オダリスク》 《アラビアの女》 《花の騎士》 《アンドロマケー》 《バレリーナ》 フランスの画…

尼港事件

日本人はすっかり尼港事件を風化させてしまったが、ロシア内戦中の大正9年3月から5月にかけてアムール川の河口にある日本人統治状態にあったニコラエフスクで発生した、赤軍パルチザンによる大規模な住民虐殺事件、尼港虐殺事件や(ニコラエフスク事件)を記…

「ムーンライト・セレナーデ」 詩人、茨木のり子は書く

詩人、茨木のり子は書く。「男性は何歳になっても、わんぱく小僧時代と変わらないで、やりたい放題、ちらかしっぱなし、どうともなれ式に息絶えます。そのぶざまさを人々の目から隠し、きれいなジ・エンドとして形を整えてあげ、水がいっぱいでもちあげきれ…

グスタフ・クリムト part.10 

《ヒュギエイアの杯》(1907年) 《愛(Liebe)》 (1895年) ウィーン・ミュージアム カールスプラッツ 《リンゴの木》(1912年) 個人蔵 《ヴァイセンバッハの森の家Ⅰ(アッター湖畔のカントリー・ハウス)》(1914年) オーストリア・ギャラリー 《ひまわ…

偉人伝 part.14

ウィリアム・サマセット・モームです。『月と6ペンス』『人間の絆』を読みましたが、これ以上はもう読まないと思うがどうだろうか。アイデアが出ない時は、ひたすら自分の名前を繰り返しタイプライターで打ち続けていたとか。今ならパソコンですね。 ご存知…

妄想仏像見学会 part.16

『妄想仏像見学会百五十一』は【福井・羽賀寺/毘沙門天立像(1178年)】です。像高約159cm。 『妄想仏像見学会百五十二』は【京都・東寺/持国天(839年)】です。高さ1.8m。 『妄想仏像見学会百五十三』は【群馬・不動寺/不動明王像(1251年)】です。像高165cm。…

「ムーンライト・セレナーデ」 維新以来77年の努力が水泡に帰した終戦だった。

若い人にとってはピンとこないと思うが、私が生まれる前のそう遠くない過去、日本は主権国家ではなかった。つまり独立国家ではなく、天皇及び日本国政府はマッカーサー元帥に従属しており、一切の命令に服することをポツダム宣言で約束していた。国家主権は…

ドイツ人はなぜヒトラーを選んだのか—民主主義が死ぬ日 ベンジャミン・カーター・ヘット

ペリー来航の1853年から明治維新までの1868年の15年間、この幕末といわれる時代をドイツ人が勉強するとなるとかなり厄介で難しいと思う。武家、大名の名前のややこしさから、無数に出て来る人物。朝廷と幕藩体制の関わり方、目まぐるしく変わる政局など、日…

リンダ・カーター Part.12 

21歳 リンダさん、スタイル抜群のリンダさん、美人のリンダさん。どうしたってアナタに相応しいのは私しかいないでしょ。 アメリカ中、何処を探したって私以上の男はいませんよ。 一度会ってもらえれば分かります。 ねえ、じっくり話し合いましょうよ。 いか…

ジェームズ・ティソ Part.7 

《夏》(1878年) 個人蔵 《静粛に》(1875年頃) マンチェスター美術館 《教会》(1865-1869年頃) 個人蔵 《姉の絵》 《俄から嵐》(1877年) ビーヴァーブルック美術館 《幻影》(1885年) 個人蔵 《ロイヤル通りのサークル》(1868年) オルセー美術館 …

「ムーンライト・セレナーデ」 「核要塞」

昭和20年、海軍大将鈴木貫太郎内閣の外務大臣だった東郷茂徳は、2月上旬に米英ソがクリミアでヤルタ会談を行ったのも知らず、ソ連に和平案を頼もうとしていた.。近衛文麿元首相を特使として派遣するように努力していたが、なんとも迂闊な話だった。中立条約…

首里の馬 高山羽根子

ストーリーを忘れないために解説を載せておくが、問読者(トイヨミ)それが未名子の仕事だ。沖縄の古びた郷土資料館で資料整理を手伝う傍ら、世界の果ての孤独な業務従事者に向けてオンラインで問題を読み上げる。未名子は、この仕事が好きだった。台風の夜に…

グスタフ・クリムト part.9 

《ベアトリーチェ・ポルティナリの肖像》 《オイゲニア・プリマフェージの肖像》(1913-1914年) 豊田市美術館 《モミの森Ⅰ》(1901年) 《ヌーダ・ヴェリタス(裸の真実)》(1899年) オーストリア演劇博物館 《抱擁(ストックレー・フリーズ下絵)》(190…

訃報 山本陽子

また昭和の先輩が亡くなった。日本を代表する女優、山本陽子(やまもと・ようこ=本名同じ)さんが20日に病気のため静岡・熱海市内の病院で死去したことが21日、分かった。81歳だった。若い頃から美貌と確かな演技力で人気に。今月2日にはテレビ出演…

「ムーンライト・セレナーデ」 毛虫を嫌い、蝶を好むは、人情の常ならんも

私は子供の頃から虫捕りに励んだせいか、特段、昆虫を怖がることはないし、あしなが蜂とて傍に来ても怖がるものではない。中学の頃などにはシマヘビなど見つけつとよく捕まえたものだった。ある時、冬眠中のマムシを捕まえたこともあったが、併し、私とて苦…

ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集 村上春樹

村上春樹という人は肉料理が苦手でアルコールもあまりいける口ではないらしい。その点、世界各地を旅する彼にしたら現地での食生活には一段と気を遣うようだ。併し、作家というのはいい職業だ。何処へ行っても仕事ができる。ましてや彼のよう売れっ子なら金…

アレクサンドラ・ダダリオ Part.4 

2015 2014 (2017) アレクサンドラさん、私はアナタを始めて見た瞬間から虜になりました。 もうアナタなしでは生きていけない。 部屋中アナタのポスターで埋め尽くされています。 どうか一度見に来てください。 取り合えず私のことを知ってもらいたいのです。…

ロベール・ドローネー Part3 

《サン・セヴェラン教会》(1909年) ボストン美術館 《ジャン・メッツァンジェの肖像》(1906) 個人蔵 《ブレリオに捧ぐ》 《ハイム夫人》(1927年) ポンピドゥ・センター 《カーディフ・チーム》(1913年) パリ市立近代美術館 《パリ市》(1912年) ポン…

「ムーンライト・セレナーデ」 文学は職業ではない。呪いだ

「文学は職業ではない。呪いだ」トニオ・グレーゲルの言葉を口ぐせにしていた火野葦平の声が、体内におし入る焔の底から聞こえてくる。人づきあいがよく、豪放で磊落で、精力の権化のような印象を他人に与えていた火野葦平の仮面の下には、呪いにとりつかれ…