愛に恋

    読んだり・見たり・聴いたり!

2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「ムーンライト・セレナーデ」 萩原先生と言え

室生犀星と萩原朔太郎は親友でありながら、酒の席となると直ぐ喧嘩となり帰ったらしい。ある晩、二人して入った酒場に見た顔があり、それは小林秀雄だった。犀星にとっては初対面と変わりない間柄だったが朔太郎とは旧知の仲らしく、小林は大分出来上がって…

山田洋次監督

山田洋次監督作品を始めて見たのはもう半世紀以上も前のことだが、その山田さんと偶然に名古屋駅前のローソンでお会いしたことがあった。私の前に並んでいたのが山田さんで、ちょっと私の方から声をかけた。ともあれ、私の長い映画鑑賞生活でもっとも多くの…

キャメロン・ディアス Part.3 

1994年 1994年 2010年 2013年 1994年 2005年 2011年 ディアスさん、アナタ、見かけによらずエロっぽい人なんですね。 アナタは高身長で脚の綺麗な女性であることは知っています。 そんな恰好でカフェに行けばみんなの目を惹きますね。 どうです、腕を組んで…

ジェームズ・アンソール Part.2 

《死神と直面した仮面たち》(1888年) ニューヨーク近代美術館 《暖を取る骸骨たち》(1889年) キンベル美術館 《エイ》(1892年) ベルギー王立美術館 《奇妙な仮面》(1892年) 世紀末美術館 《シノワズリーのある静物》(1906年頃) アントワープ王立美…

「ムーンライト・セレナーデ」 魂の行くえ

戦後すぐ書かれた「魂の行くえ」という評論で柳田國男は、こう書いている。日本を囲繞(いによう)したさまざまの民族でも、死ねば途方もなく遠い遠い処へ、旅立ってしまうという思想が、清粗幾通りもの形をもって、おおよそは行きわたっている。ひとりこう…

一中節

www.youtube.com 昔から伝わる一中節とはどんなものか。昔の本などを読んでいるとたまに巡り合う言葉だが。浄瑠璃の流派の一。17世紀末に京都の都太夫一中が創始。初め上方で流行し、のち江戸で栄えた。都派のほか、分派の菅野派と宇治派があるらしい。

ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス Part.6

《サイレン》 (1900年) 《キルケ・インヴィディオーサ》(1892年) 《黄金の箱を開けるプシュケ》(1903年) 《薔薇の魂》(1908年) 《エコーとナルシス》(1903年) ウォーカー美術館 《ダナイデス》(1903年) 《魔法の庭園》 《素敵な夏》 《神秘の森》 《…

「ムーンライト・セレナーデ」 死にたいと誰でも一度は思うものだ

死にたいと誰でも一度は思うものだという。それは本当に死を願っている場合もあれば、より正確には「今の人生から逃げ出したい」という願望のこともある。他人の人生は輝いて見える。死さえ、今の人生よりましに見えてしまう。しかし、どんな人生にしろ、は…

【AB通信:オドロイター発】 林彪事件

今回のプリゴジン暗殺事件、独裁者の最側近として権力闘争を行い墜落死で命を失ったという点で、多くの人が50年前の中国の林彪事件を思い浮かべた。林彪は、国共内戦における中国共産党の勝利に多大な貢献をした「戦略の天才」だった。文化大革命の時期には…

ダメオの妄想世界の旅 Part.58

今日はギリシャ共和国南エーゲ地方のキクラデス諸島にある、シロス島の主要都市で南エーゲ地方の首府でもある、エルムポリに来ています。美しい街でしょう。こんな街に住む女性と結婚してもいいな。どこかに結婚相談所ないかな。 今日はノルウェーに来ていま…

「裲襠」しかけ。「褞袍」どてら。

「裲襠」しかけ。「褞袍」どてら。

「ムーンライト・セレナーデ」 心の闇

昔、宇都宮の駅の近くに千束屋という旅籠屋があって、そこに、佐の市という名の色白で顔つやの良い盲目の按摩が世話になっていた。旅籠の主人夫婦は佐の市を可愛がり、彼らの一人娘で宇都宮一の容色(きりょう)とうたわれていたお久米も彼に親切だった。佐…

i 西 加奈子

裕福なアメリカ人と日本人夫婦に養子として迎えられ、安定した環境で育つシリア難民の子、アイ。世界で起きている紛争や戦争で心痛めるアイは、常に恵まれた生活をしている自分のアイデンティティに悩んでいる。格差、災害、セクシュアリティ、家族、要約す…

ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス Part.5 

《トリスタンとイゾルデ》(1916年) フレッド・シェリーロスコレクション 《オルフェウスの頭部を見つけたニンフたち》(1900年)個人蔵 《風の花》(1902年) 《レスキュー》(1890年頃) 《エコーとナルシス》(1903年) ウォーカー美術館 《シャロットの…

「ムーンライト・セレナーデ」 六十歳を過ぎてから

人間というのは、六十歳を過ぎてから大きく成長するのです。初めて人生を俯瞰することができ、なんのために生きるのかという若いころからの問いに対する答えをやっと見つけ、人間性を磨くことができるのです。それまで自分の家庭を守ることを第一義に考える…

ジェニファー・ローレンス Part.7 

2016 2016 2016 ジェニファーさん、いったい私と付き合う気があるのかないのかはっきりして下さいよ。こんなに一途に思っている気持ちが分からないのですか。貴女こそが理想の女性なんです。その、知ってるくせに知らない顔だけはやめてください。とにかく話…

フランシスコ・ホセ・デ・ゴヤ Part.8 

《羊の頭とあばらの静物》(1808-1812年) ルーヴル美術館 《シーソー》(1777-1780年) ヴァレンシア美術館 《神の御名の礼拝》(1772年) ヌエストラ・セニョーラ・デル・ピラール聖堂 《旅役者》(1793年) プラド美術館 《時(老女たち)》(1808-1812年…

「パイレーツ・オブ・FM」 カルロス・サンタナ『スムーズ』

youtu.be 「スムーズ」は、2000年のグラミー賞で年間最優秀楽曲賞と年間最優秀レコード賞を受賞した。『スーパーナチュラル』はベスト・ロック・アルバムと年間最優秀アルバム賞も受賞した。サンタナはその夜、合計8つの賞を受賞した。日本には大人が聴く音…

「ムーンライト・セレナーデ」 トリチウムなんて

ちょうど20年前に1月、川崎の古本屋で中学生が本を万引きし、それを発見した店主により警察に引き渡され、その途中で逃走を図った少年が電車にはねられ死亡した。事件が新聞などで報道された直後、その古書店に「たかが万引きで警察を呼ぶな」「人殺し」とい…

北口榛花が再び“流暢なチェコ語”を披露

youtu.be 「すんごいクール!」「もはや現地の人レベル」金メダル北口榛花が再び“流暢なチェコ語”を披露で賛辞続出!「相当な努力の跡が…」

「ムーンライト・セレナーデ」 グローバリゼーション

ここ最近、世界陸上を見ていると、ロシアのような東欧諸国にはあまりいないが、西欧諸国のありとあらゆる国にアフリカ系の人が分布しているのが分かる。黒い肌色を見ただけでは何人か分からない。日本人でもアフリカ系の人が出場しているぐらいだから。 コロ…

恐婚 色川武大

別れた夫婦や元恋人同士なら真の友達になりえると思っている。事実、一緒の部屋に居てもおかしな気が起こらない。はっきり言えばお互いにもう″したくない”から友達になりえるのだ。本書は離婚してせいせいしたというのに、なんとなく同棲を始めたおかしな二…

スカーレット・ヨハンソン  Part.25 

スカーレットさん、いい加減にしてくださいよ。どれだけアナタを探しているか知っているでしょ。 アナタが立ち寄ってカフェ、スーパーなど何処かで会うのかと街中を歩きまわっているのです。私もストーカー行為なんかしたくはありません。 どうか一度会って…

ダルビッシュ有の日本人MLB最多奪三振記録のセレモニー

隣は野茂英雄。しばらく見ない間に年を取ったね。彼こそは日本人の大リーグへの道を開いた人で、国民栄誉賞の価値ある人だと思います。ノーヒットノーランを2回もしています。

「ムーンライト・セレナーデ」 キュビズムとは

キュビズムとはピカソとジョルジュ・ブラックという、ふたりの若い画家が協働して生み出した画期的な絵画手法で、1907年頃から始まった。人物、静物、風景など、対象物を解体して立方体に置き換え、カンヴァスの上に再構築するという斬新なアイデアのもとに…

【AB通信:オドロイター発】 エルドアン大統領は、トルコはクリミア編入を認めていない

ルドアン大統領は、トルコはクリミア編入を認めていないと述べた。「犯罪はウクライナの一部です。私たちはウクライナの領土保全への支持を維持します。」エルドアン大統領、ロシアに投獄されたクリミア・タタール人の指導者の釈放を要求。ええええ、エルド…

大谷翔平非公式スポークスマン』 大谷は壊れた

米SNSのファンの反応は阿鼻叫喚だった。「これで大谷は大金を失うことになる」「大谷は壊れた。トラウトも壊れた。これから何のために生きていけばいいんだ?」「球界全体にとって、本当に心が痛むニュースだ」「エンゼルスファンではないが、彼らと同じ…

レンブラント・ファン・レイン Part.12 

《二つの円と自画像》(1665-1669年) ケンウッド・ハウス 《音楽の寓意》(1626年) アムステルダム国立美術館 《妻サスキア・ファン・アイレンブルフの肖像》(1635年以前) アムステルダム美術館 《キューピッドとしゃぼん玉》(1634年) リヒテンシュタ…

『大谷翔平非公式スポークスマン』 44号先制弾を放った直後の2回途中に、アクシデントのため降板。

『大谷翔平非公式スポークスマン』エンゼルスの大谷翔平投手が23日、本拠地での、レッズとのダブルヘッダー第1戦に「2番・投手兼DH」で出場。44号先制弾を放った直後の2回途中に、アクシデントのため降板。試合も3回に代打を送られて途中交代した。球団は降…

【AB通信:オドロイター発】 プリゴジン氏粛清

何と、プリゴジン氏の死亡は確定的。搭乗機墜落、ミサイル発射の痕跡と報道。昨夜、新しいアフリカからの映像を見たばかりだったのに、裏切者は許さないとばかりに殺害されたのか。同機は高度8500メートルを飛行中、突然、墜落したという。同氏の右腕である…