愛に恋

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「ムーンライト・セレナーデ」 六十歳を過ぎてから

人間というのは、六十歳を過ぎてから大きく成長するのです。初めて人生を俯瞰することができ、なんのために生きるのかという若いころからの問いに対する答えをやっと見つけ、人間性を磨くことができるのです。それまで自分の家庭を守ることを第一義に考えるあまり、私利私欲に生きてしまうことの多かった生活も、ふと立ち止まり、来し方を振り返り、もっと広い目で人生を考えられるようになる。いわば、人生の醍醐味とは六十歳を過ぎてからなのです。そういった経験則は必ず世のためになるはず。パソコンが使えないだとか、そういった小さなことで老人を馬鹿にする人が多い昨今ですが、自分たちの普遍的な知恵は必ずや若い世代に役立ち、また引き継いでもらう価値のあるものだと信じている、とある人は言う。私の複雑な経験則なんて引き継いでもらわなくてもいい、やせ蛙負けるな一茶これにあり、だけを信じて生きて行くのみ。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。水難事故は途切れることもなく毎日続く。プリゴジンもDNA鑑定の結果死亡が確認された。幾山河越え去りゆかば、おやすみなさい、また明日。