愛に恋

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「ムーンライト・セレナーデ」 グローバリゼーション

ここ最近、世界陸上を見ていると、ロシアのような東欧諸国にはあまりいないが、西欧諸国のありとあらゆる国にアフリカ系の人が分布しているのが分かる。黒い肌色を見ただけでは何人か分からない。日本人でもアフリカ系の人が出場しているぐらいだから。

コロンブスアメリカ大陸に上陸して以来、赤と黒の遭遇は、ほかの出会いを背景として、あまりに大勢の多種多様な人々が我も我もと移住していった結果、世界を内包する多言語使用の巨大都市が史上初めて出現した。メキシコシティである。この地では、上は現地貴族の女性を妻にしたコンキスタドールから、下は中国移民の同業者が安い料金で客をとると言って嘆くスペイン人理髪師まで、ありとあらゆる社会階層に寄せ集め文化が広がっていき、良きにつけ悪しきにつけ、500年かけてグローバリゼーションとして世界に拡散した結果の表れである。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。今の私の関心事はワグネルと大谷の今後の去就と、2度の離婚で55歳になった飯島直子ぐらいなものだ(笑)。おやすみなさい、また明日。