愛に恋

    読んだり・見たり・聴いたり!

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「ムーンライト・セレナーデ」 大石内蔵助の年収

江戸時代、蕎麦は一杯十六文だったらしい。現在の蕎麦台代を仮に480円計算する。 因みに大石内蔵助の禄高が千五百石、武士と農民の取り分が五行公民として実質は七百五十石。これを蕎麦指数で換算すると、年収は六千九百二十三万円。かなりの高級とりになる…

ヒラリー・ダフ Part.8 

2022 ヒラリーさん、最近分かったことが二つあります。 ひとつはハリウッドではストッキングを履かない。 場合によってはドレスとパンティだけのこともある。 二つ目は何処かの国の金儲け手段として流行っている、何処にでもいるような子の写真集はない。 ま…

ダメオのアニマル・ラブ Part.34 

「う~ん、ウサギというのはみんな白だとばかり思っていたけど、そうじゃないの」「違うよ、ウサギは5色」「へ~え、そうなんだ。知らなかったけど、あまり見ないな」「ちゃんとここにいるじゃないさ」「う~ん、確かにそうだけど珍しいよ。君たち兄弟なの…

ワシリー・カンディンスキー Part.4 

《全体》1940年 東京国立近代美術館 《黒と紫》(1923年) 《Mit Und Gegen》 《尖端(ポイント)》(1920年) 大原美術館 《ムーブメントI》(1935年) トレチャコフ美術館 《ソフト・アクセント》(1934年) 《フーガ》(1914年) バイエラー財団 《BlackLin…

ルクレツィアの肖像 マギー・オファーレル

優しくしてくれる夫。でも、今夜、あなたは私を殺そうとしているでしょう?15歳で結婚し16歳で亡くなったと、わずかな記録しかイタリア史に残されていない主人公ルクレツィア・ディ・コジモ・デ・メディチ。『ハムネット』でシェイクスピアの妻を鮮やかに蘇…

ムーンライト・セレナーデ 賞味期限のない翻訳

賞味期限のない文学作品は数多くあるが、賞味期限のない翻訳というのはまず存在しない。翻訳というのは、詰まるところ言語技術の問題であり、技術は細部から古びていくものだからだ。不朽の名作というものはあっても、不朽の名訳といういうようなものは原理…

玉石混合、何が落ちているか分らんぞ

世界の画家が私を応援している! 「自殺を考えない人生はない」と言った人があったが、確かに。私の10代は酷く荒れたものだった。傷痍軍人、ヒロポン中毒の父。今でいうところのヤングケアラー、家出、非行、不登校、そして児童相談所、教護施設、擁護施設と…

戦禍に生きた演劇人たち 演出家・八田元夫と「桜隊」の悲劇 堀川惠子

『無法松の一生』といえば村田英雄の歌でも有名だが、3度ほど映画化されている。初めは戦時中の昭和18年、阪妻こと阪東妻三郎が主演の作品で、二度目は昭和33年、三船敏郎主演の作品で、この二つは観たが、昭和38年の三國連太郎の映画は知らない。本来は昭和…

レア・セドゥ Part.9 

レア・セドゥさん、私ね、どうしてもアナタに接近したいので、今、フランス語を猛勉強してるんですよ。パリに行く日も近いですから、その時は、行きつけのカフェに誘ってくださいね。

「ムーンライト・セレナーデ」 御覺悟は宜うゴザリ升す歎

いざ駕籠に押し込められるという時、同心が「御覺悟は宜うゴザリ升す歎(か)と、寅次郎答に素より覺悟の事でゴザリ升す、各方(おのおのがた)にも段々御世話に相成升(まし)た」と言ったという。「処刑に立ち会った役人が『何か言いおきたいことなきや』…

エルケ・ソマー Part.2 

1967年 1968年 ベルリンで生まれ、第2次世界大戦の空襲を避けてバイエルン州のエアランゲンへ移る。父はペーター・フォン・シュレツ男爵でルター派の牧師だったが、彼女が14歳の時に亡くなっている。その後、イギリスのロンドンへ行き、住み込みの家事手伝い…

エドガー・ドガ Part.12  

《ダンス教室》(1871年) メトロポリタン美術館 《ファンを持つ踊り子》(1879)年頃 個人蔵 《サーカスのララ嬢》(1879年) 《バレエのレッスン》(1874年) オルセー美術館 《スタジオの二人の踊り子》(1875年頃) 個人蔵 《洗濯屋》(1875年頃) ノー…

ダメオの妄想世界の旅 Part.54

世界のいくつ別荘があるのか数えたこともないが、今日はここ、お気に入りのIcelandのトキメキ興奮グリーンハウスです。手前にドレイクと私が見えますとね。辺り一面が私の私有地なので、いつもここにはジェットヘリで沢山の食材と共に降り立ちます。どうです…

「ムーンライト・セレナーデ」 実り多いものだけが真実である

同じドイツ文学者でも、根の明るいゲーテは「実り多いものだけが真実である」と言っている。真実の実りをたくさん得るゲーテと、真実の道でつまずかされるカフカ。あなたはどちらの側でしょうか。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。昔、『情熱の嵐…

マリリン・モンロー Part.65 

モンローさん、アナタね、私と結婚しているばもっと違った人生を歩んで行けたと思いますよ。

サルバドール・ダリ Part.2 

《ゆでた豆を使ったソフトコンストラクション(南北戦争予感)》(1936年) 《大自慰者》 (1929) 《記憶の固執(柔らかい時計)》(1931年) ニューヨーク近代美術館 《ドロレス・スエロ・ファラの肖像》(1955年) 《溶けた時計》(1954年) 《死の騎士》(19…

ダメオのアニマル・ラブ Part.33 

「おい、なんか座り方がおかしんじゃないのか」「どこが」「どこがって、足が4本揃ってるぞ」「別におかしくないよ」「そうかな、何か変だけど」「ぜんぜん問題ないよ」「ええ、そんな座り方、普通見ないけどな」「これで普通だよ」「普通ね・・・」「それに…

『沓掛時次郎 遊侠一匹』(1966)

今日の映画は『沓掛時次郎 遊侠一匹』(1966)ですけど、これ観たことないんですね。渥美清と錦之助の共演なんてなんと興味深い。まだ寅さんが始まる前ですからね。二人の掛け合いがどんなものか本当に観たい。

1493 世界を変えた大陸間の「交換」

タイトルはコロンブスが新大陸を発見した「1492」ではなく翌年の「1493」になっているが、この年コロンブスは2回目のアメリカ行きを決行し、タイトルにある「交換」というのが、その後、大々的にアメリカのみならずアジアにも普及し、良くも悪くも影響を与え…

エイミー・アダムス  Part.8 

エイミーさん、アナタ華奢な方ですが美人ですよね。美を愛する者としてはアナタを獲得せずにはおられません。 そうですか、一度、行きつけのカフェでお話などしてみては。

オディロン・ルドン part.2 

《ヴィオレット・ハイマン》(1910年) クリーヴランド美術館 《不思議な花(子供の顔をした花)》(1880年) シカゴ美術研究所 《花雲》(1903年) シカゴ美術館 《金のセル》(1892年) 大英博物館 《ジャンヌ・ダルク》(1900年) オルセー美術館 《ドムシ…

牟田口廉也中将

関口高史 軍事研究家。牟田口廉也中将の手による「盧溝橋事件の真相」です。実は昨日、この下書きとも言える同題名の大学ノートを発見しました。たくさんのメモが貼り付けられています。また誰かの手で「修整不可」と記されています。近日中にご紹介したいと…

クラウディア・カルディナーレ Part.10 

何度も言いますがクラウディアさん、私、16歳でアナタの『ブーベの恋人』を観て以来、ずーとアナタのファンなんですよ。お相手はジョージ・チャキリスでしたよね。 以来、アナタの映画を何本も観てましよ。 この中でとりわけ好きな写真が上から二枚目のもの…

エドガー・ドガ Part.11 

《入浴後》(1910年) 《画家の6人の友人》(1885年) ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン美術館 《チェリストのピレ》(1868-1869年) オルセー美術館 《セミラーミデよりバビロンの建設》(1860-1862年) オルセー美術館 《競馬レース前》(1882-…

浅草・仲見世

こちらは震災から復興した浅草・仲見世のカラー化写真だそうです。100年前の浅草・仲見世はこんな風だったんですね。それが今に続くわけだ。

「ムーンライト・セレナーデ」 羅宇屋

「羅宇」というのは煙管の火皿と吸口の間に挟まった長い竹の管のことで、竹のすげ替えや、銀製の火皿や吸口に溜まった脂掃除が必要なので「羅宇屋」という専門職が成立し、その昔、まだ私が幼稚園に入る前の話だが、東京の木造アパートの二階に住んでいたこ…

ウクライナ軍最高司令官ヴァレリー・ザルジニ将軍

ウクライナ軍の猛将ヴァレリー・ザルジニ司令官は今日50歳になる。困難な時代は強い人間を生む。強い人が楽しい時間を作る。この先にはさらに多くの勝利と善行があると信じています。お誕生日おめでとう、ヴァレリー・ザルジニ!運命とウクライナがあなたを…

滝平二郎 part.15 

ねこ柳 水ぬるむ 酒屋へ三里 豆腐屋へ二里 水ぬるむ 早春 デカンショ節 輪まわし うみねこ 摘み草 遊びすぎ 滝平二郎さんの作品は何枚ぐらいあるのか知らないが、とにかく沢山あります。 郷愁が染みついているのであようね。

シネマへの招待 Part.5 

今日は1972年に公開されたアメリカ映画で『ゴッドファーザー』です。監督はフランシス・フォード・コッポラ。ゴットファーザーシリーズの第一弾。公開されると当時の興行記録を塗り替える大ヒットになり、同年度のアカデミー賞において作品賞・主演男優賞・…

「ムーンライト・セレナーデ」 道徳とは

社会的な動物であるヒトは、噂を極度に気にするように進化してきた。いつもテレビで見ている芸能人を近しい存在のように錯覚するのも、自分を「被害者」と一体化して「加害者」に怒りをぶつけるのも人間の本性。芸能人はこうした錯覚を利用して富と名声を得…