愛に恋

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オディロン・ルドン part.2 

ヴィオレット・ハイマン》(1910年) クリーヴランド美術館

《不思議な花(子供の顔をした花)》(1880年) シカゴ美術研究所

《花雲》(1903年) シカゴ美術館

《金のセル》(1892年) 大英博物館

《ジャンヌ・ダルク》(1900年) オルセー美術館

《ドムシーのロベルト男爵夫人》(1900年) オルセー美術館

《アラブの楽人》(1883年) プティ・パレ美術館

《殉教者の頭》(1877年) クレラー・ミュラー美術館

《黄色の帆》(1905年) インディアナポリス美術館

《イエスの御心》(1895年) オルセー美術館
彼の作品が鬱々としているのは長男が生後半年で亡くなったためと思われるが、その後、次男が生まれたことで、オディロンの人生模様は一変する。画業についても1890年頃から作風が大きく変化し、豊かな色彩を用いるものになった。
併し、第一次世界大戦が激化する中、兵士として招集されていた次男アリが消息不明になってしまい、ルドンは高齢の身をおして各地を探し回ったが、無理が祟って風邪を拗らせ、パリの自宅で死去した。なお、アリはその後生存が確認され、1972年に83歳で死去した。