愛に恋

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玉石混合、何が落ちているか分らんぞ

世界の画家が私を応援している!

「自殺を考えない人生はない」と言った人があったが、確かに。私の10代は酷く荒れたものだった。傷痍軍人ヒロポン中毒の父。今でいうところのヤングケアラー、家出、非行、不登校、そして児童相談所、教護施設、擁護施設と送られる前半だった。中学を卒業すると今度は女性問題。藤圭子じゃないが、16・17・18と女性が入れ替わるごとに問題を起こし、遂には警察沙汰に。10代前半は民生委員。後半は警察のご出動を願うことしきり。そして手首にためらい傷を残す結果になった。思えば大恋愛も大失恋も生きていればこそ。喜怒哀楽こそ人生。何も焦って死ぬことはなかったのだ。あの時、腹立ちまぎれに17歳で死んでいればのちの人生はなかった。黒澤明も言っている。「人生は素晴らしい。闘う価値がある」早まって死ぬな。今一度、立ち止まって思い返せ。先の長い茨道は玉石混合。何が落ちているか分らんぞ。