愛に恋

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にぎやかな部屋  星 新一

マンションの一室。住んでいるのは高利貸しの亭主と占い師の夫人、そして一人娘。そこに金目当ての妙な男たちがやって来て、大騒動が持ち上がる。さらに、死後に人間にとりついてその出来事を皮肉に見守る霊魂たち。詐欺師、強盗、霊魂たち、人間界と別次元が交錯する、軽妙なコメディーの戯曲形式らしいが、あまりにも軽妙すぎて、私には合わない。星新一の本を古本屋で25冊ほど買って置いてあるので、来年は1冊ずつ処理していかなければと思っているが、これでは先が思いやられる。彼の本は20代の頃に3冊読んだきり久しぶりに対面した。