愛に恋

    読んだり・見たり・聴いたり!

2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

訃報 山本陽子

また昭和の先輩が亡くなった。日本を代表する女優、山本陽子(やまもと・ようこ=本名同じ)さんが20日に病気のため静岡・熱海市内の病院で死去したことが21日、分かった。81歳だった。若い頃から美貌と確かな演技力で人気に。今月2日にはテレビ出演…

「ムーンライト・セレナーデ」 毛虫を嫌い、蝶を好むは、人情の常ならんも

私は子供の頃から虫捕りに励んだせいか、特段、昆虫を怖がることはないし、あしなが蜂とて傍に来ても怖がるものではない。中学の頃などにはシマヘビなど見つけつとよく捕まえたものだった。ある時、冬眠中のマムシを捕まえたこともあったが、併し、私とて苦…

ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集 村上春樹

村上春樹という人は肉料理が苦手でアルコールもあまりいける口ではないらしい。その点、世界各地を旅する彼にしたら現地での食生活には一段と気を遣うようだ。併し、作家というのはいい職業だ。何処へ行っても仕事ができる。ましてや彼のよう売れっ子なら金…

アレクサンドラ・ダダリオ Part.4 

2015 2014 (2017) アレクサンドラさん、私はアナタを始めて見た瞬間から虜になりました。 もうアナタなしでは生きていけない。 部屋中アナタのポスターで埋め尽くされています。 どうか一度見に来てください。 取り合えず私のことを知ってもらいたいのです。…

ロベール・ドローネー Part3 

《サン・セヴェラン教会》(1909年) ボストン美術館 《ジャン・メッツァンジェの肖像》(1906) 個人蔵 《ブレリオに捧ぐ》 《ハイム夫人》(1927年) ポンピドゥ・センター 《カーディフ・チーム》(1913年) パリ市立近代美術館 《パリ市》(1912年) ポン…

「ムーンライト・セレナーデ」 文学は職業ではない。呪いだ

「文学は職業ではない。呪いだ」トニオ・グレーゲルの言葉を口ぐせにしていた火野葦平の声が、体内におし入る焔の底から聞こえてくる。人づきあいがよく、豪放で磊落で、精力の権化のような印象を他人に与えていた火野葦平の仮面の下には、呪いにとりつかれ…

秋津温泉 藤原審爾

直木賞作家にして、女優の藤真利子は息女。小島政二郎に「文章の一つ一つがピタッ、ピタッと女の急所を押さえている見事さは、心憎い位の魅力」、井伏鱒二には「女性の本能的な正体を書き現わす」「野性味も実に野放しの感じ」と評された作家だが、確かにそ…

アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック Part.8 

《騎手》(1899年) プリンストン大学美術館 《紙吹雪》 《イヴェット・ギルベール》(1894年) トゥールーズ=ロートレック美術館 《クラウン》(1886-1887年) ベルリン旧国立美術館 《ベッド》(1893年) オルセー美術館 《ルイス・パスカル》(1891年) …

「ムーンライト・セレナーデ」 ロシア全土でナワリヌイ氏の追悼行為

ナワリヌイ氏が刑務所内で死亡したことにより、ロシア全土でナワリヌイ氏の追悼行為の輪が広がっている。この献花が、プーチン政権をいらだたせている。併し、現在の専制国家ロシア、中国、北朝鮮などで革命やクーデターが起きるとは思えない。それほど堅固…

父の詫び状 向田邦子

やっぱりエッセイは自虐的なものに限るね。最近、なるべく読むようにしてるのは阿川佐和子と向田邦子。二人の年齢は親子ほど違うが、どちらも共通しているのが恐父論。私にしてみればお互いさまで、とにかく戦前派の人は怖かった。怒るとよく手が出る。それ…

伊藤若冲 年3月1日(正徳6年2月8日) - 1800年10月27日(寛政12年9月10日))

《象図》(1790年) 《薔薇小禽図》 《旭日鳳凰図》(1755年) 宮内庁三の丸尚蔵館 《動植綵絵 貝甲図》江戸時代(18世紀) 皇居三の丸尚蔵館 《糸瓜群虫図》江戸時代中期 細見美術館 《動植綵絵 棕櫚雄鶏図》江戸時代(18世紀) 皇居三の丸尚蔵館 《動植綵…

「ムーンライト・セレナーデ」 3000日連続読書

今日、神戸に行って来た。三宮駅前の広い通りは何やら工事中で、阪急百貨店に用事のあった私はどこから交差点を渡ったものか分からず仕舞いで、歩道橋に上ってみたり下りたりで右往左往。やっとこ道順が分かったので歩道を歩いていると、日曜とあって大変な…

ヒラリー・ダフ Part.6 

2016 2016 ヒラリーさん、アナタのセンスが好きなんです。笑顔もね、私の好みなんですよ。 どうかお付き合いしてください。 もうアナタしか見えません。 本当です、私は嘘を申しません。

フランソワ・ブーシェ  1703年9月29日 - 1770年5月30日 

フランソワ・ブーシェ 《ポンパドゥール夫人の肖像》(1756年) アルテ・ピナコテーク 《マリー=ルイーズ・オミュルフィ》 《モディスト》(1739年)ルーヴル美術館 《化粧》(1742年)ティッセン=ボルネミッサ美術館 《エウロペの略奪》( 1732-1735年) …

「ムーンライト・セレナーデ」 将軍慶喜

幕末、兵庫開港を転機とする内外政策の転換は将軍慶喜の指導のもとで、独創的な日本の近代化の道を歩むかに見えたのだが、幕府および水戸藩の内部には、大局を理解せず、慶喜の路線に反対する勢力がなお根強かった。慶喜は生涯この手の人間から足を引っ張ら…

チャールズ・コートニー・カラン Part.4 

《菊》(1890年) 《青りんご》(1904年) 《リュクサンブール公園 》(1889年) 《ぺリたち》(1898年)個人蔵 ぺリはペルシア神話の妖精です。 《食器洗い》(1907年) 《パリ万博の夜の灯り》(1889年)個人蔵 《書簡に封をする》(1890-91年)個人蔵 《…

「ムーンライト・セレナーデ」 繁文縟礼

繁文縟礼、これは(はんぶんじょくれい)と読む。意味は、規則が細かすぎ、煩雑な手続きが多く、非常に非能率的な状況を指す。一丘一壑、これは(いっきゅういちがく)と読む。意味は 俗世から離れ、自然の中に身をおき、風流をたのしむこと。南蛮渡来の薔薇…

日本の「運命」について語ろう 浅田次郎

「歴史は何のために学ぶのか」と言えば「自分が今、こうしてある座標を学ぶ」ためだと浅田氏は云ふ。大体、作家の歴史観が自分と合致するかどうかで、その作家の信頼度が決まってくるというのが私の作家評なのだが、浅田次郎氏はまさに現代作家では最高点だ…

シドニー・スウィーニー Part.7 

シドニーさん、最近のアナタはよく売れているんでしょうか。ストーンズのPVに選ばれた同機はなんでしょうか。 まさか、ミックジャガーと付き合うなんてことはないでしょうね。 私との約束は守ってくださいよ。

ウィリアム・アドルフ・ブグロー Part.11 

《百合の聖母》(1899年) 個人蔵 《歌を歌う天使たち》(1881年) 《休息》(1879年) クリーヴランド美術館 《プシュケの誘拐』(1895年) 《聖書》 《編み物をする少女》(1869年) ジョスリン美術館 《聖母と天使たち》(1900年) 《ザクロを持つ少女》…

「ムーンライト・セレナーデ」 これは何回目の夏なんやろうな

「これは何回目の夏なんやろうな、とそんなことをぼんやり思った。そんなことは自分の年齢と同じで考えるまでもないことことなのに、なぜかそれは違う数字が、正しいべつの数字が世界のどこかにはあるような気がして、わたしはそんなことを考えながらぼんや…

長崎日記・下田日記 川路聖謨

幕末史を紐解くうえでは重要な人物とされる、勘定奉行川路聖謨。ロシア帝国海軍プチャーチン中将と、日露の国境を定めた人物として名高い。その川路が著した『長崎日記・下田日記』の存在は、以前、川路の歴史小説を読んだ関係で知ってはいたが、まさか巡り…

「ムーンライト・セレナーデ」 第6軍の司令官フリードリッヒ・パウルス将軍

それは、自国において敵に包囲された都市を、さらに敵もろとも逆包囲するという前代未聞の、もしこれに成功すれば、スターリングラード救出を決定的にするのみならず、そこに集中したドイツ第6軍33万人の撤退を阻止し、袋のネズミとすることができる。もし失…

キム・ノヴァク part.7 

1957年 1955年 1968 キムさん、アナタの美貌には参りました。 女っぽくセクシーでまさに女の中の女。 人生で一度、アナタのような女性とお付き合いしたいと思っています。 何卒、お見知りおきを。

ルネ・マグリット  Part.14 

《ゼノンの矢》 《海から来た男》 《水滴》 《手の力》 《会話術》 《美しい言葉》 《影》 《うつろな仮面》 《狂気について瞑想する人物》 《赤いモデル》 これでアナタの作品を140枚も掲載しているが、依然として解らないのがアナタの脳だ。いったいどうな…

妄想仏像見学会 part.15

『妄想仏像見学会百四十一』は【滋賀・充満寺/十一面観音立像(平安)】です。像高166cm。 『妄想仏像見学会百四十二』は【京都・三十三間堂/乾闥婆王(二十八部衆)(鎌倉)】です。160cm。 『妄想仏像見学会百四十三』は【京都・東寺/宝生如来(1497年)】です。…

「ムーンライト・セレナーデ」 耐えて忍べよ水芝の、やがて花咲く春がくる

牛の歩みは、よし遅くとも、行かば千里の果てもみん。踏まれても、にじられても、耐えて忍べよ水芝の、やがて花咲く春がくる。そうなんですね、私も十代の頃は女性問題が絶えず、相手が変わるたびに警察沙汰。自殺未遂、留置場、家出、逃避行と問題児で、二…

「ムーンライト・セレナーデ」 かえり花闇にも見えて哀れなり

昔から私はこのような、「義を見てせざるは勇なきなり」「七つ下がりの雨と、四十過ぎての浮気はやみそうでやまない」「かえり花闇にも見えて哀れなり」、など古来より伝わるいにしえの諺、俳句、川柳などが大好きで、読むたび見るたび理解しようと味わい深…

「思い出の一番」 朝青龍vs栃東

とyoutu.be 「思い出の一番」凄い相撲だね。栃東の方が先に引退して、断髪式で朝青龍がハサミを入れた後、肩を軽く叩いて耳元で何か言っていたが、このシーンが思い出深い。

アガワ家の危ない食卓  阿川佐和子

一度、エッセイストと付き合ってみたかったな。特に向田邦子や阿川佐和子みたいな文章を書く人なら大歓迎だ。女性としては中野信子みたいな人が、上の二人のようなエッセイを書いてくれたら、もう即、交際を申し込む。さて、阿川佐和子も最近やっとこさ結婚…