愛に恋

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「ムーンライト・セレナーデ」 ロシア全土でナワリヌイ氏の追悼行為

ナワリヌイ氏が刑務所内で死亡したことにより、ロシア全土でナワリヌイ氏の追悼行為の輪が広がっている。この献花が、プーチン政権をいらだたせている。併し、現在の専制国家ロシア、中国、北朝鮮などで革命やクーデターが起きるとは思えない。それほど堅固な国家統制が敷かれていると思う。昭和20年8月15日未明。阿南陸相は割腹自決したが、これはクーデターの法的根拠となる「応急局地出兵権」を消滅させてしまうためだったのではないか、というのが浅田次郎氏の仮説らしい。陸軍大臣が空席となれば、戦争継続のためのクーデターは論理的に崩壊してしまうからだが、そうか、そういうことか、ありえる話だな。さすがわ浅田氏。現在の日本では考えられない話だが、終戦当日未明、正午の玉音放送が流れる前に録音盤を奪取してクーデターを起こそうと決起した若手将校らは、森近衛師団長を惨殺、東部方面軍司令官に今すぐ決起するよう迫った。あの半日が日本の運命を決する最大の時だった。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。私が尊敬する阿南陸相、世紀の自決でした。おやすみなさい、また明日。