愛に恋

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「ムーンライト・セレナーデ」 かえり花闇にも見えて哀れなり

昔から私はこのような、「義を見てせざるは勇なきなり」「七つ下がりの雨と、四十過ぎての浮気はやみそうでやまない」「かえり花闇にも見えて哀れなり」、など古来より伝わるいにしえの諺、俳句、川柳などが大好きで、読むたび見るたび理解しようと味わい深く読解するように努めている。語彙こそ知性なりなんていう本があったが、最近では「すげー」「ヤバい」「可愛い」「チョー」「めっちゃ」があれば事足りるような言葉使いになってしまったのは嘆かわしくも思う。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。冬来たらば春近し、早ければ明日にも「春一番」が吹くという。梅は咲いたか桜はまだかいな。圓生の本など読んでいると、本当に勉強の賜物で私など足元にも及ばない、まだまだ書生の身です。