愛に恋

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2024-01-01から1年間の記事一覧

「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。 海軍機関学校英語教官を務めていた頃

芥川龍之介が海軍機関学校英語教官を務めていた頃、昭和天皇がまだ摂政宮で横須賀鎮守府司令長官とともに見学に見えられた、芥川は同じ姿で講義を続けていたという。授業中に、軍港横須賀の海上から、大砲を射つ音が聞こえてきて、ガラス窓をビリビリさせる…

古本屋台 Q.B.B.,久住 昌之

日頃マンガを読まない私だが、このタイトルをネットで見た関係上、知っていたので古書店で買ってみた。四コマ漫画ならぬ二ページマンガで、古本を積んだ一杯飲み屋が、定位置ではなく、好き勝手に場所を日夜移動するので、この屋台のファンが今日は何処に行…

ポール・セザンヌ Part.22 

《大きな松の木と赤い大地》(1895年) エルミタージュ美術館 《レスタック湾》(1879-1883年) フィラデルフィア美術館 《ガルダンヌから見たサント・ヴィクトワール山》(1886-1890年) ホワイトハウス 《男の肖像》(1866年) 個人蔵 《マルセイユ湾、レ…

「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。 『フランス革命下の一市民の日記』

1793年1月16日、ルイ16世に判決が下された。激怒する民衆の中で、3日間にわたっておこなわれた一連の投票結果は、次のような数字となってあらわれた。投票総数721票。過半数361票。無条件死刑に投票した者361名、反対360票。しかし、執行猶予の条件つき反対…

戦場のアリス ケイト クイン

本書は女性作家が書いた650頁にも及ぶ長い本で、実在のイギリス諜報部員をモデルに、第一次大戦下の1915年にドイツ軍ご愛用の高級レストランでウェイトレスとして働くイヴ・ガードナーと、第二次大戦中に行方不明になった、従姉のローズを探しにフランスに行…

ガル・ガドット  1985年4月30日 -  

2009) ガル・ガドットさん、アナタ、沢山の映画に出ていますね。それに身長が178㎝もあるんですか。それは高い、もう私となんか一緒に歩いてもらえませんね。軍歴もあるんですね。最終階級が三等軍曹とは下士官の中では高位の方じゃないですか。なんとかアナ…

ジャクソン・ポロック 1912年1月28日 - 1956年8月11日 

《ナンバー・341949》 《ワンナンバー31》(1950年) 《Number 21》 《フリーフォーム》(1946年) 《熱い目》 《魅惑の森》 《雌オオカミ》 《月の女が円を切る》 《香気》 《五尋の深み》 ジャクソンさん、アナタの作品は何だかさっぱり解りません。 芸術…

「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。 プオナパルテ

容貌、態度、身なりのいずれをとっても我々を惹きつけるものがない。当時のプオナパルテについて私が見たところを記すと以下の通りである。小柄、貧弱、蒼白な顔、大きな黒い目、痩せこけた頬、顳顬(こめかみ)から肩まで垂れ下がる俗にいう犬の耳という長…

フランツ・デフレガー 1835年4月30日 - 1921年1月2日

自画像 《フランツ・フォン・レンバッハの肖像》(1907年) 《猟師を見送る女性》(1921年) 《アンドレアス・ホーファー(チロルの反乱の指導者)》(1879年) 《食事前の祈り》(1875年) 《ツィター弾き》(1876年) 《チロルの美女》(1880年) 《年老いた山…

「ムーンライト・セレナーデ」 君も雛罌粟われも雛罌粟

渡辺淳一の伝記小説に『君も雛罌粟われも雛罌粟』という、与謝野晶子と鉄幹夫妻を書いた作品がある。雛罌粟(コクリコ)とは雛罌粟のことである。晶子は明治45年5月5日、新橋駅から夫、寛の待つフランスへ旅立った。シベリア鉄道を経由して、19日にパ…

ラクエル・ウェルチ Part.5 

ラクエルさん、アナタのようなスタイルのいい女性を見たことがありません。神は私のためにアナタを作りたもうたと思わずにいられません。 あとは二人を引き合わせるだけです。 さてどうしましょう、どこでいつ巡り合うか、これがまた愉しみです。 私はいつで…

バードウオッチング Part.7 

無数に存在する鳥たちの羽の色に本当の魅了される。 ほとどが外国産だが熱帯地方にはどんな鳥たりが生きているのか知らない。 素晴らしい自然の配色だ。

「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。 奴隷制

奴隷制と聞いてどんなことを思い浮かべるかといえば、古代ローマの時代から敵の捕虜を牢獄にいれて、少ない飯だけ食わせて、日夜、長時間働かせる。サボっている奴、労働不足な奴は情け容赦なくムチで打つ。また、大航海時代はアフリカから強引に連れて来た…

われ御身を愛す 愛新覚羅慧生 大久保武道 遺簡集

満州国皇帝の姪・愛新覚羅 慧生と青森県八戸市出身の大久保武道。昭和31年に学習院大学で始まったふたりの恋は、翌年の末にピストル心中という最後を迎えた。その場所は静岡県の天城山。当時のマスコミが「天国に結ぶ恋」と大きく報道する一方、双方の家族は…

マリリン・モンロー Part.55 

1953 1953 おお、モンローさん、分かりますか、これで550枚の掲載です。 もう部屋中アナタの写真でベタベタです。 いつかアナタとキスが出来る日を心待ちにしている私なんです。 しかし、アナタこそ女の中の女です、いつの日かアナタと食事に行ける日を楽し…

「ムーンライト・セレナーデ」 獅子文六

劇作家、演出家として名を馳せていた岩田豊雄は、戦後、愛媛県出身の静子夫人と再婚し、生活費を稼ぐため、獅子文六という筆名で、雑誌に雑文を書き始めたことから、ようやく生活が上向いてくる。掛け算の四四(しし)十六のもじり、あるいは文豪(ぶんごう…

にぎやかな部屋  星 新一

マンションの一室。住んでいるのは高利貸しの亭主と占い師の夫人、そして一人娘。そこに金目当ての妙な男たちがやって来て、大騒動が持ち上がる。さらに、死後に人間にとりついてその出来事を皮肉に見守る霊魂たち。詐欺師、強盗、霊魂たち、人間界と別次元…

ダメオのスター・ツーショット Part.9 

ピーター・オトゥールとオマル・シャリフ 1962年 Frank Sinatra and Natalie Wood Liza Minnelli and Elizabeth Taylor 1985 Elizabeth Taylor and George Hamilton Tom Cruise and Nicole Kidman 1999 ピータ・フォンだ & ジェーン・フォンダ Elvis Presley…

ケイト・アプトン Part.9 

2018 2017 毛糸さん、あいや、ケイトさん、やっと見つけましたよ理想の女性を。アナタだけをそう、アナタだけが私の理想です。美人でスタイル抜群。まさか現在恋人がいるなんて言わせませんよ。もしいてもそんな奴は押しのけてでも割り込みます。いかにジャ…

「ムーンライト・セレナーデ」 勝ち組も負け組も平等に取り上げられねばならぬ

作家の松岡英夫氏は「勝ち組だけが歴史を作ったのではない、歴史の担当者あるいは歴史の構成者としては、勝ち組も負け組も平等に取り上げられねばならぬ」といっている。例えば幕末の井伊直弼も負け組に数えられる。幕末維新の勝ち組の人物列伝は多い。これ…

1930年代の上海

youtu.be おお、1930年代の上海。青春時代を過ごした父の姿はどこかにないか。1936年が父の成人式。生きていたらこの映像を見せたかったな、ねえ、おとうちゃ~ん。

やまいだれの歌 西村賢太

彼の本を読んでいて不思議に思うことがある。中卒、不登校、家庭内暴力、学歴がないのをコンプレックスと自ら頭が悪いといいつつ、芥川賞作家になれるものなのだろうか。いや、学歴詐称などと言っているのではない。それらの悩みを解消し小説家になるには、…

「パイレーツ・オブ・FM」 『アイ・キャント・ヘルプ・マイセルフ』

youtu.be 今朝の1曲は60年代、一世を風靡したモータウンのフォー・トップスで大ヒットした『アイ・キャント・ヘルプ・マイセルフ』です。この曲を聴くと自然と体が動きます。数々のヒットを飛ばし、多くの有名アーティストを生んだモータウン、大好きです。

「ムーンライト・セレナーデ」 SMの女王 谷ナオミ

団 鬼六といえばSMものなどの官能小説の第一人者として著名であるが、私自身は名前こそ著名であるから知ってはいたが、著書は読んだことがない。もっとも作品はSM雑誌に載っていたと思うので、その手に雑誌を買ったことがない。併し、私のよく知る大阪十三の…

ジョン・ホワイト・アレクサンダー 1856年10月7日 - 1915年5月31日 

ジョン・ホワイト・アレクサンダー 《マーク・トウェイン》 《一条の日光》(1898年) 《ル・チャット・ノワール》 (1896年) 《イザベルとバジルの鉢》(1897年)ボストン美術館 《黒と緑の習作》(1906年) メトロポリタン美術館 《バラ》(1900年) 《指輪…

川島芳子、10代の頃の写真が2枚、見つかった。

旧日本軍のスパイとして活動したとされる清朝の王女川島芳子が、10代を過ごした長野県松本市などで撮られたとみられる写真が2枚、見つかった。「男装の麗人」とも呼ばれた川島の断髪前の姿に、所有者は「激動の人生が始まる前の表情をとらえた貴重な写真だ」…

フローレンス・ピュー 1996年1月3日 - 

2020 2020 2018 2020) 2020 フローレンスさん、アナタ、『オッペンハイマー』に出演したんですか。凄いですね、めきめき才能を発揮しているようじゃありませんか。美人ですし、ますます将来が楽しみですね。私としては若手のうちになんとかアナタに近づいて…

「ムーンライト・セレナーデ」 「あまり肩の凝るようなものは読まない」

私のカフェ友の4人はいずれも本を読むのを一種の趣味にしているが、併し、私とは大いに異なる点がある。4人全員が口を揃えて「あまり肩の凝るようなものは読まない」と仰る。彼ら4人はいずれも年上で男3人女1人。先ず男2人は必ず時代小説しか読まない。今1…

アマテラスの暗号 伊勢谷 武

あれは25年ほど前だったか、みのもんたの番組で日本人はどこから来たのか、失われたイスラエルの10支族の末裔が日本に遣って来て、秦という姓名で全国の神社、果ては天皇の先祖にも深く拘わっているのではないかという、実に興味深い番組を2時間に亘って放映…

カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ  part.6 

《イブニング》 (1820) 《月光の海岸》(1835-1836年) ハンブルグ美術館 《雲海の上の旅人》(1818年) ハンブルク美術館 《霧の中のエルベ舟》(1920-1925年頃) ヴァルラフ・リヒャルツ美術館 《山の朝の霧》(1808年) ハイデックスブルク城 《墓地の入…