愛に恋

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ムーンライト・セレナーデ 絵は想像力であり、個性であればいいのか

絵は想像力であり、個性であればいいのか。もっとも難しいことは絵が色彩と形で出来た感覚的な言語だということです。これは、私たちが喋っている日常の言語ではない。完全に感覚的な言葉です。だから見た瞬間に、絵は、好きだとか、嫌いだとか、いい、悪いが分かる。日常使っている言葉や文章の場合はこれが分からない。例えば『寒い国から帰ってきたスパイ』という小説は、最後まで読まなければ、優れているかどうか分からない。絵画空間と文学空間は、一種の違いを持っている。絵は感覚的な言語になると、ある早稲田の大学教授が言っている。そうなんですね、私みたいな者は見た瞬間が勝負なんです。これは異性に対しても同じことが言える。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。今日もお疲れ様、おやすみなさい。