愛に恋

    読んだり・見たり・聴いたり!

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

コンスタンチン・マコフスキー 1839年7月2日-1915年9月17日 (76歳) 

コンスタンチン・マコフスキー 《肖像画》 《未亡人》(1865年) 《嫁入り》 (1884年) 《スヴィャトチニエ・ガダニヤ》 (1905年頃) 《サンクトペテルブルクのアドミラルテイスカヤ広場のマースレニツァ》(1869年) 《花冠を被った少女》 《青いリボンをつけ…

誠之助の死

佐藤春夫は明治25年4月、和歌山県新宮市で代々医療を業としていた家系、佐藤豊太郎の長男として生まれた。 その父の友人である同業の、大石誠之助が大逆事件で死刑判決が下ったことに春夫は大きな衝撃を受け「愚者の死」という詩を書いている。 然し、それと…

カトリーヌ・ドヌーヴ 

. 1967 1975年 さすがですね! 世界一の美人と言われたことだけあって様になります。 先日、貴女の60代の写真を見ましたが衰えるどころか ますます色香を増して妖艶さを放っていましたが その後、お元気でいらっしゃいますか? ところで、貴女にお会いするた…

Max Lux (まっくすらっくす) ♬2億4千万の瞳

2億4千万の瞳 / Exotic Japan / Max Lux 六本木純情派 / Max Lux " Roppongi Sweet Elegy " tokyo japan 本日2回目の投稿、宜しくお願いします。 楽しそうだ! 大規模のドームライブもいいが、最近、このようなライブハウスで楽しんだことがない。 行って…

検証 「フランダースの犬」

以前、ベルギー人監督のディディエ・ボルカールトという人が『フランダースの犬』を検証するドキュメンタリー映画を製作したという記事を読んだ。 製作のきっかけはアントワープの大聖堂でルーベンスの絵を見上げ、涙する日本人の姿を見たことだったとか。 …

クローズアップ絵画

どうこれ! 宝石の艶、衣服の細やかさ、そして濡れているような瞳。 おそらく、これらを離れて見たら、もっと驚くのではなかろうか。 素晴らしい、ただただ素晴らしい、感嘆する。

風姿花伝

日本を代表する芸術論、能の大成者、世阿弥の能楽論「風姿花伝」などと言うものは難しくて、私などにはとても理解できないが、その「問答条々」の中にこのようなことが書かれている。 「問ふ。能に序・破・急をば、なにとか定むべきや。問ふ。これ、やすき…

ホット・サーディンズ ♬Petite Fleur 

The Hot Sardines ( Petite Fleur ) 本日3回目の更新! うむ、何処かで聴いたことがあるような曲、なんて思っているアナタ、そうアナタです。 ザ・ピーナッツのデビュー曲で『可愛い花』ですね。 名曲ゆえに今でもカヴァーする人が絶えません。 本来はクラリ…

イリヤ・レーピン画集(2019年)

本日、二回目の投稿なり! 我が家には画集などという高価で分相応な物は一冊もありません。 ¥12,000もいたします。 ハードカバー、大型本 208ページ、215×300mm 言語:ロシア語 刊行年:2019年 出版:ベールイ・ゴーラト 然し乍ら田舎者の私も欲しいずら。 …

マグダ・シュナイダー

Romy Schneider よーく見て下さい、映画ファンなら分かるかと思います。 サングラスに黒の帽子を被ってヒトラーの前に現れる女性、女優のマグダ・シュナイダーといいます。 目付きが誰かと似てますね! 彼女は1937年、映画の共演相手であったヴォルフという…

ルドルフ・フェルディナント・ヘス 1947年4月16日

アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所の所長を務めたルドルフ・フェルディナント・ヘス。 平時に生きる私たちには彼の犯した所業はどうしたって解かろうはずがない。 ナチの戦犯として問われた数多くのドイツ人。 果たして彼らはどうして揃いもそろってあ…

呉淞クリーク/野戦病院 日比野士朗

クリークとはよく分からないのだが、調べてみると以下のような意味らしい。 小川の意。入り込みの深い入り江、小さい運河、川と川などをつなぐ水路。 「呉淞」はウースンと読むが、更に検索すると、呉淞クリーク昭和7年白川橋付近という写真があるので、正に…

コンスタンチン・フラヴィツキー 1830年-1866年

《皇女タラカーノヴァ》(1864年) このリアル感はどう! 併し、この人物に就いてはよく知りません。 調べてみると、18世紀の半ば、女帝エリザヴェータ・ペトローヴナの私生児として皇位継承を主張したタラカーノヴァは、エカテリナ2世によってサンクト・ペテ…

シュペー号の最後とその後

いつ頃だったかはっきり覚えてないが、凡そ40年ほど前のこと、こんな映画を見て内容に非常に興味を持った。 史実に基づいた映画で調べてみると1957年1月16日公開とある。 イギリス巡洋艦3隻と交戦したシュペー号はウルグアイのモンテビデオ港に損傷箇所修理…

露風一派の詩を追放せよ

三木露風 中野重治は昭和47年に、 「海外に出て、日本の詩人のはしくれでありながら、こいつが日本、と胸を張って言えるのは彼一人よりなかったというのは、なんとしても淋しい。そして、いまもう一度外国へ行ってもおなじことしか言えない」 と語っている。…

リンダ・カーター 1951年7月24日-

リンダさん、いったい貴女はいくつになられたんですか。 調べてみたらもう来月で68歳にもなるんですね。 もったいない、貴女のような美貌と芸術的なプロポーションの持ち主は、そのまま年を取らずにおいた方が世の為だと思いますが、そんなことを言うと怒ら…

イワン・クラムスコイ 1837年5月27日-1887年3月24日

イワン・クラムスコイ《肖像画》 イワン・クラムスコイという人を知らなくとも、この絵は見たことがあるはず。 《見知らぬ女》(1883年) 約20年にわたってロシア移動派の知的・精神的な指導者であり続けた 巨匠だが、こればかりではなく以下の絵も見てほし…

幼き文豪

ヘルマン・ヘッセ フランツ・カフカ 1904年 ヘミングウェイ

現れたゴッホの銃!

6月19日、フランス・パリで開かれたオークションでヴィンセント・ヴァン・ゴッホが自殺する時に使ったとされるピストルが16万2500ユーロ(約2000万円)落札された.。 これは驚きのニュースだろう! ピストルは見つからなかったのではなかったのか? そもそも…

ロレンスを愛した女たち 中村佐喜子

まったくどうも『チャタレイ夫人の恋人』を読んでもいないのに、D・H ロレンスの伝記を読んでどうするの、なんていうもんです。 故に、彼が天才かどうか判断する材料を持ち合わせていないというのが正直な感想。 ともすればこの作品の性的描写と、邦訳の出版…

Milk'n Blues  ♬ VICIOUS SMILE

Milk'n Blues | VICIOUS SMILE 私の中では今、一番の注目株。 ロックからブルースまで歌い演奏するバンドだが、これはディキシーランド・ジャズか。 通常6人編成のようだが、屡々、違うメンバーが入るのはどういうわけなのか分からない。 おそらく現在はこれ…

日本のゴーギャン 田中一村伝 南日本新聞社編

タイトルの『日本のゴーギャン』というのはミステイクではなかろうか。どこに日本のゴーギャンたり得るものがあるのか。ゴーギャンのタヒチに引っかけて、単に田中一村が奄美大島へ移住したというだけのこと、一村がそれに倣ったわけでもなんでもない。 また…

詩人の終焉

名文に出会った時、それはまるで路地の片隅から突然現れた美女を凝視するが如く 初恋に似た幼い疼きを胸に覚える。 敬愛する萩原朔太郎が亡くなった時、室生犀星は追悼号でこのように書いている。 たばこをやめ かみを剃り 坊主となりて きみは永き旅路にい…

見たかった共演 Part.1

オードリー・ヘップバーン&グレース・ケリー 1956年 ソフィア・ローレン&ジェーン・マンスフィールド 1957年 ローレンス・オリビエ、ヴィヴィアン・リー&モンロー、アーサー・ミラー リチャード・バートン、クラウディア・カルデナーレ、エリザベス・テー…

黒田日記

明治、大正期に活躍した日本洋画壇の巨匠・黒田清輝は、明治17年フランス留学中の2月9日から約40年間に亘って日記を書き溜めている。 その黒田画伯が亡くなったのは大正13年7月15日。 当時の新聞を見ると。 「黒田清輝子絶望/昨日からカンフル注射で辛うじて…

朴烈 金子文子裁判記録

所謂、朴烈事件の裁判記録、左翼系の事件などは、この黒色戦線社から概ね出版されていると思う。 併し、この本は初めて見たが値段は9,000円と高く、とても買えない、中を見ると上下二段組と、これまた読み甲斐がある代物。 何しろ事件も裁判も大正時代と古く…

レイモン・ラディゲ

ラディゲは早熟な少年で、16歳から18歳までの間に『肉体の悪魔』を完成させ、19歳で出版、次作で遺作となった『ドルジェル伯の舞踏会』は死後出版された。 なら、普通に人生を全うしたら、どれだけの大作、名作を生みだしたというの! 今日、なお批評に耐え…

ゲーリングとヒムラーの32年、ゲッペルスの33年

これは珍しい写真ではなかろうか。 1932年、ゲーリングとヒムラーが一緒に歩いてる。 ゲーリングもまだ巨漢というほどでもない。 翌33年、ゲッペルスは写真家がユダヤ人だということを気付いたらしく、それ故、こんな怖い顔をしているのか。 ヒトラーの連立…

果てなき便り 津村節子

津村節子さんには、夫吉村昭氏の闘病生活を綴った『紅梅』という作品があるが、本書は二人の往復書簡などから、帰り来ぬ数々の思い出を追悼記のように纏めあげたもので、残された者の哀しみが読む者に伝わってくる。 二人は学習院の文藝部で知り合ったようで…

ルチアーノ・パヴァロッティ 『トゥーランドット』「誰も寝てはならぬ」

Luciano Pavarotti Nessun Dorma (turandot) Torino 2006 オペラ史上の最高峰だと思っている『トゥーランドット』の「誰も寝てはならぬ」は、数あるバージョンの中でも、この2006年トリノオリンピック開会式でルチアーノ・パヴァロッティが歌ったものが一番…