《皇女タラカーノヴァ》(1864年)
このリアル感はどう!
併し、この人物に就いてはよく知りません。
調べてみると、18世紀の半ば、女帝エリザヴェータ・ペトローヴナの私生児として皇位継承を主張したタラカーノヴァは、エカテリナ2世によってサンクト・ペテルブルグのペトロパヴロフスク要塞に監禁され、1777年の洪水によって死亡したとあるが、その場面がこれになる。
確かにベッドの辺りまで水が上昇しているのが見てとれる。
それ故、恐怖に引きつった顔になっているようだ。
実際に見たわけじゃないのにここまで描けるということに驚く!