愛に恋

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「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。「カエルの詩人」

36年前に85歳で亡くなった草野心平「カエルの詩人」と呼ばれていた。「トテモキレイナ花。イッパイデス。イイニオイ。イッパイ。オモイクライ。オ母サン。ボク。カエリマセン。(「青い花)」。まだ幼いカエルはヘビに呑まれてしまった。目の前に広がっている綺麗な花は、ヘビの毒による幻覚だろうか。意識が薄れるなか、母親に別れを告げているのだ。カエルは常に天敵の脅威に晒されていりのだ。その一方で、親の虐待に苦しむことはない。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。人間の親はしつけだったという。どこの世界に殺してしまうほどの、しつけなどあるものか。子供にとってはどれほど哀しかったことだろう。おやすみなさい、また明日。