愛に恋

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「ムーンライト・セレナーデ」 『天秤を持つ女』

フェルメールに『天秤を持つ女』という有名な絵があるが、彼女は天秤で何を量ろうとしていたのか、机の上に当時、高価だった真珠の首飾りや金の鎖、金貨などが置かれていることから、女は天秤で金を量ろうとしているのだと考えられていた。しかし、電子顕微鏡で調べたところ、天秤の皿の上には何も乗っていないことが判明する。では、女性は何を量ろうとしているのか、さまざまな説が生まれた。背景となる画中画が「最後の審判」なので、死者の魂を天秤で量り天国行きと地獄行きを決めるという大天使ミカエルの役割を、彼女が象徴しているという説、妊娠中の女性が胎児の性別を調べようとしている説、フェルメールカトリック改宗が影響しているという説など諸説あり、美術家の間では大きな謎となっている。しかし、それより問題なのは昨夜現れた大きなゴキブリは何処からやって来たのか、我が社ではそれが大論争になっている。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。またこんな時間ですね。おやすみなさい、また明日。