《手紙を書く女》(1665年頃)
《デルフトの眺望》(1660年-1661年頃)
《天秤を持つ女》(1664年頃)
《天文学者》 (1668年)
《レースを編む女》(1669-1670年頃) ルーヴル美術館
《聖プラクセディス》(1655年)個人蔵(国立西洋美術館に寄託)
《絵画芸術》(1666年-1667年頃)
《青衣の女》(1663-1664年頃)
《マリアとマルタの家のキリスト》(1654年-1655年頃)スコットランド国立美術館
フェルメールさん、貴方には11人の子供が居たらしいですね。
大量に抱えた負債をなんとかしようと必死で駆け回ったとありますが、とうとう首が回らなくなって、1675年にデルフトで死去。
死因不明となっていますがどうしたんですか。
正確な死亡日時も分からず、42歳、または43歳とまだ若いじゃないですか。
そして奥さんのカタリーナには一家を背負う責任がのしかかり結局破産して、過酷な生活を送る羽目になったんですってよ。
そりゃそうでしょ、大体、いくら何でも11人も子供を作っちゃだめですよ。
貴方が42歳としたら奥さんはもう少し若いのでしょ。
それで11人って毎年のように子供が出来ていたのですか。
そりゃあんまりだ。
然し奥さんの母マーリアが貴方の莫大な負債から孫達を守るためにその遺産を直接孫達に手渡したため、奥さんの生活は改善できなかったんですって。
そして貴方の死後12年経った1687年、56歳で奥さんも死去。
有名人の中には往々にして晩年は悲惨だった人が多いですが、貴方と、貴方の一家も大変だったんでしょうね。
もっと手掛かりを知る手立てがあればいいのに。
そうそう、いい忘れましたが、私、室内画の場合、どうしても床を見る癖があるんですよ。
貴方の《絵画芸術》という作品の床、流石にバランスよく描けているもんですね、素晴らしいです。