愛に恋

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「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。 古典落語の方が性に合う

最近は遅くとも4時台には目を覚ますので、朝食を食べながら毎日NHKでニュースなどを見ている。確か土曜日の早朝だったと思うが若手の落語家が出て、毎回、現代創作落語など噺ているが、これがまったく面白みに欠ける。場を盛り上げるためにやたら声を張り上げ、身振り手振りも大袈裟。聞いているこちらは白けてくる。私にはどうも現代落語が合わない。たとえば、三界寄辺もなかった夜鷹のお銀も瑞々しい町家の女房ぶりが板についている、と、こういう古典落語の方が性に合う。吉原だの妾だのが出てきてひと悶着あった方が聞いていて面白い。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。これも何事も古さを好む私らしいといえば私らしい。まさに古本しかりである。おやすみなさい、また明日。