愛に恋

    読んだり・見たり・聴いたり!

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

リバティ・バランスを射った男

The Man Who Shot Liberty Valance (7/7) Movie CLIP - Showdown with Liberty Valance (1962) HD 監督はジョン・フォード、1962年制作のアメリカ映画。 子供の頃に見た映画だが、このタイトルが忘れられない。 リバティ・バランスを演じるのはリー・マーヴ…

1937年7月2日 南太平洋

女性として初めての大西洋単独横断飛行を成功させた人物として名高い。 当時から絶大な人気もあり、1937年には赤道上世界一周飛行に挑戦、しかし7月2日、行方不明となり、日米の海軍からなる大規模な捜索が行われたが、残骸や遺体が発見されることはなかった…

神戸 ブックオフ

神戸に行った折り、当然ブックオフも覗いてみると・・・! 久しぶりにお目にかかったゴヤさん。 今回は逃さず我が家へ連れて帰りました。 序に清泉堂書店にも寄って一時間ほどじっくり思案! 悩んだ末にこの二冊。 『まむしの周六』は昭和54年発行の黒岩涙香…

WAR - ♬ WHY CAN'T WE BE FRIENDS

WAR - WHY CAN'T WE BE FRIENDS 元アニマルズのブラック・バートンとともに結成されたソウル・ファンク・バンドの代表曲「Why Can't We Be Friends?」、なぜ、私たちは友達になれないの? これは、なかなか難しいですね。 どうしても友達になりたくない相手…

憲兵は父を守らなかった

愛知県に小牧市なる所があるが、位置的には名古屋の北にあたり、特に観光名所になるようなものはない。 シンボルと言えば標高86mの小牧山ぐらいで、古くは織田信長がこの地に城を建て、信長の死後、覇権を巡り秀吉と家康によって争われた小牧・長久手の戦い…

ケイト・ブランシェット 1969年5月14日 -

毛糸さん、失礼、ケイトさん、私が貴女を初めて見たのは98年なんですよ。 そう『エリザベス』です! 貴女がエリザベス1世を演じていましたが、本当に怖い顔なので、私、貴女のことを何とも思いませんんでした。 それからというもの。 『ロード・オブ・ザ・リ…

吉原格子先之図 葛飾応為

生没年未詳の浮世絵師、葛飾応為(おうい)の作で、描かれた年代がはっきりしない。名前から分るとおり葛飾北斎の娘で三女になるが、現存する浮世絵は10点ほどだとか。 浮世絵というとだいたい昼間の風景を描いたものが多いような印象があるが、この作品は何…

志士の肖像(上・下) 早乙女貢

歴史小説作家だった故早乙女貢氏は生前『その時歴史が動いた』などで何度か拝見したが、いつも和服姿で、どこか古武士然とした風貌は少し近寄り難いタイプの人だった。 司馬遼太郎ファンの私は司馬さんが書かなかった穴埋めと言っては失礼だが、他の作家で多…

訃報 ピーター・トーク

若い人にはまったく馴染みのない人だと思うが、元ザ・モンキーズのメンバーといえば少しは分ってもらえるだろうか。 そのピーター・トークが昨日、77歳で亡くなったというニュースがあった。 ご冥福を祈りたい。 私の子供時代、ビートルズのアメリカ版という…

美と破壊の女優 京マチ子 北村匡平

最近、こんな本が出たので読みたいと思っている。 京マチ子といえば若尾文子、山本富士子と共に大映の看板女優で、当時としては珍しい160㎝という長身で官能的な肉体美を武器に数々の名作に出演したらしいが、彼女が主演する映画はおそらく3本しか観てい…

1945年4月30日 ドイツ総統官邸地下壕

二人が自殺したとされるソファー 今更、説明書きはいらないと思う。 ただ一度だけヒトラーの頭蓋骨をテレビで見たことがある。 ソヴィエトが持ち帰っていたもので、薬物を飲んだあと拳銃で頭を撃ったようだ。

開国―愚直の宰相・堀田正睦 佐藤雅美

江戸時代、老中というのは一人ではなく、常に四人ぐらい存在し、そのメンバーの合議制で物事を決めていたらしい。 幕末、ペリー来航時の筆頭老中は阿部伊勢守正弘で、この難局を乗り切るため担ぎ出されたのが堀田備中守正睦で、大老井伊直弼が登場するまでは…

マグダラのマリア Godfried Schalcken  1643年-1706年11月16日

谷崎の言う陰翳礼讃とはこういうことだろうか? 陰があるから光が見える、光の繁栄は陰があってこそ成り立つ。 陰翳の中でこそ映える芸術を作り上げる。 この人の絵はどれもこれも陰翳の中に浮かび上がるように書かれている。 全てが蝋燭であった時代は私た…

写楽殺人事 高橋克彦

少し小説とは話が違うが、昔から諸説紛々言われてきた写楽とはいったい誰なのか、という例の話、生前、池田満寿夫さんがその正体を追っていたが、いろんな説があってよく分からない。 写楽とはやはり阿波藩の能役者、斎藤十郎兵衛が浮世絵師という別の顔を見…

Smoke on the Water with Queen, Pink Floyd, Rush, Black Sabbath, Deep Purple,

Smoke on the Water with Queen, Pink Floyd, Rush, Black Sabbath, Deep Purple, etc 凄いですね! 4大ギタリストの登場です。 ブライアン・メイ、トニー・アイオミ、デビッド・ギルモア、リッチ・ブッラクモア。 ボーカルはイアン・ギラン、ブライアン・…

将軍はなぜ殺されたか―豪州戦犯裁判・西村琢磨中将の悲劇 イアン ウォード

本書は、この手の物には珍しくオーストラリア人が書いている。 戦時中、マレー半島で起きた捕虜殺害事件の戦犯裁判が冤罪だったことを恥じ、それを細密に掘り起こし上梓しているが、これまでB・C級裁判で処刑された将官の本は、 『洪思翊中将の処刑』 山本七…

随筆集 明治の東京 鏑木清方

明治生まれの人は漢学の素養もあってか名文家が多い。 「半世紀ともなると難福交々(こもごも)、一見何の奇もなく無為に過ぎたようでも、越えて来た山河は険しい、祖母は神信心の篤い人だったので、一家が今日無事を楽しむのもその余徳であろう」 昭和27年2…

懐かしき日本

(1935年) 沖縄 (1905年) (1901年) (1880年) 失われたものこそ美しいなんて言った人がいたが 同じ国にしてもう二度と見られぬ風景 それぞれの時代が 今こそ現代だったはずが それもこれも今は昔 知らない日本の帰り来ぬ郷愁 ポチッ!していただければ…

メデューズ号の筏

《メデューズ号の筏》の中央部だが逆さまで修復している! なぜ、逆さまなのか、その方がやり易いのかよく分からないがビックリする! 本来はこうだろう。 1816年、モーリタニア沖でセネガル行きの軍艦が座礁、実際の事故をもとに描かれた作品で、ジェリコー…

落日の宴―勘定奉行川路聖謨 吉村昭

慶応4年3月15日、新政府軍による江戸総攻撃の予定日だったが、勝と西郷の会談で江戸城は無血開城、その日、日本で初めてピストル自殺した人がいた。 幕末、幕府内に忽然と現れた傑物、川路聖謨(かわじ としあきら)。 幕臣の子に生まれたわけでもないが稀に…

ヨセミテ国立公園

1920年頃 いったい、何を考えてるの! 写真を見ているだけでお尻のあたりがもぞもぞしてくるわ。 私はいくらお金を積まれても御免です。

甲申正月述懐 河上肇

河上肇が没したのは昭和21年1月30日、『貧乏物語』『自叙伝』など有名だが、どちらも未読でいずれは読みたいと思うが、果たして私などに読めるか、何だか難しそう! 経済学者である河上はこんなことを言う。 「貧乏をなくすには金持ちが奢侈をやめることで、…

危険な情事

映画 "危険な情事" フジテレビ版吹替 1987年公開のこの映画、本当に面白かった! そして30年の時を経て再会したマイケル・ダグラスとグレン・グローズ。 マイケルはステージ4の末期の咽頭癌を患っていたが克服したそうだ。 父親カーク・ダグラスは102歳で未…

ディーノ・ブッツァーティ 1906年10月16日-1972年1月28日 (65歳)

- ディーノ・ブッツァーティの名は『タタール人の砂漠』という小説で広く世界に知られているが、二十世紀幻想文学の世界的古典などと言われると二の足を踏んでしまう。 どうも幻想文学というジャンルがあまり好きではない。 しかし、76年に映画化されている…

Jolene マイリー・サイラス

Miley Cyrus - The Backyard Sessions - "Jolene" 2020年 1974年、ドリー・パートンで産声を上げ、1976年、オリビア・ニュートン・ジョンで開花させ、そして今、マイリー・サイラスがドライフラワーで模様替え。 息の長い曲になりました。 その間、すっかり…

これは一体、どうなっているのか! イラクのナジャフという都市にあるイスラム教シーア派の墓地でほとんどの墓は同じ形 で作られているとか。 しかし、地平線の向こうまで続くこの広大な面積で、どうやって我が祖先の墓石に辿り 着くのか、気の遠くなるよう…

キム・ノヴァク 生誕86年

昨日はキム・ノヴァクの誕生日、86歳になられたとか。 どのような暮らしをしているのでしょうか。 まあ、とにかくお元気でなにより。 貴女は私が理想とする往年の六大女優のひとり。 本当に完璧で寸分の隙も与えないような高値の花とは貴女のことです。 この…

蒼馬を見たり 林芙美子

彼女を連れ立って尾道へ旅立った朝、それは春まだ浅い二十歳の私。 ホームに降り立つと右手に瀬戸内、左に小高い山、その昔、志賀直哉が移り住んだのも頷ける風情と潮の香。 思えば林芙美子に惹かれての旅立った。 『放浪記』より先に『浮雲』を読んだ私は、…

渇望 - 女たちの終わらない旅 亀山早苗

平たく言えば、女性の性的な飢えということになるのだろうか? 結婚後も末永く肉体的コミュニケーションがとれている夫婦には、何ら関係ない本ともいえるが、果たして世にセックスレスで悩んでいる女性はどのぐらい居るのか、これは男女問わず興味のあること…

ポーレット・ゴダードの肖像

少し解説を要すると思うが、写真の女性は1940年のポーレット・ゴダードと、その肖像画。 36年に『モダン・タイムス』で一躍有名になり、後にチャップリンと結婚した女性だ が、おそらくチャップリンが起用した女優の中では一番チャーミングな人だったと思う…