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ディーノ・ブッツァーティの名は『タタール人の砂漠』という小説で広く世界に知られているが、二十世紀幻想文学の世界的古典などと言われると二の足を踏んでしまう。
どうも幻想文学というジャンルがあまり好きではない。
しかし、76年に映画化されているので、それなら一度観てもいいなとは思っているが、果たしてこんなものがTSUTAYAに置いてあるのかどうか。
ディーノ・ブッツァーティは多才な人で小説家、画家、詩人、舞台美術、評論、漫画、記者と腕を振るったそうだが、どんな絵があるのかあまり知らない。
だが、上の作品からは強烈な印象を受ける。
これは何を意味しているのだろうか。
どう見ても官能、オーガズムという風にしか見えないが。
もしオーガズムなら、いやしかし、実に見事な作品だと思う。