田中小実昌を見なくなって久しいが、いったい、いつ亡くなったのかと調べてみると2000年2月26日とある。 毛糸の帽子がトレードマークで、昔はよくテレビで見かけたものだが、どういう人なのか詳しく知らなかった。 しかし、古本マニアのネットなど見ていると…

何とも気の重たくなる本だ。 戦後、進駐軍が上陸する前に重要機密書類は陸軍省、参謀本部などで多く焼却されてしまったが、満州事変期の外交機密費の資料が残存していた、それを読めってか！ 資料には在中国公館と本省の間の往復電報や機密費の領収書が収録…

《明治神宮 中庭》 寒そうですね！ 今日は都心でも雪が降るようなことを言っていますが、今頃はどうなんでしょうか？ この写真はモノクロだからこそ美しいと思います。 後ろを歩く人は総髪を垂らしているようにも見えますが、これでは江戸の昔を切り 取った…

樋口一葉の名作『たけくらべ』に、 「朝夕の秋風身にしみ渡りて上清が店の蚊遣香（かやりこう）懷爐灰（かいろばい）に座をゆづり、石橋の田村やが粉挽く臼の音さびしく、角海老（かどえび）が時計の響きもそゞろ哀れの音を傳へるやうに成れば、四季絶間なき…

『ボヘミアン・ラプソディ』、ヒットしてますね！ 12月25日の時点で日本の興行収入は65億円を超え、観客動員数は470万人を突破。 一般に10億円を超えれば「ヒット作」、20〜30億円で「大ヒット作」、公開8週でこの数字を叩き出している本作は、「驚異的なヒ…

女優ペグ・エントウィッスルはハリウッドサインの“H”から飛び降り自殺したことで広 く知られている。 若くしてブロードウェイで活躍、その後ハリウッドにも進出して1932年公開の 『Thirteen Women』に出演したが、その公開約1カ月前に自殺した。 新聞に載っ…

久米正雄に「破船」事件と呼ばれる話を書いた小説がある。 漱石の長女、夏目筆子を、久米正雄と松岡讓が争った事件の顛末を書いたものらしい が、今日、その『破船』を読むには図書館でこれを借りなければならない。 持ち歩けないこんな重たい本なんか借りれ…

上段の写真は生前、最後の一枚らしい。 2段目はマイケル、3段目はジョン・トラボルタ、下段は事故車。 あの日、昼頃だったか、テレビを点けたら何かトンネルの中で事故車の映像が出ていた が、当初、何のことか分からなかった。 しかし、こんな事が起きるな…

The Real Ritchie Valens - La Bamba 60年前の昨日、つまり1959年2月3日、小型飛行機がアイオワ州クリアレイク近郊に墜 落しバディ・ホリーとリッチー・ヴァレンスが亡くなった。 バディ・ホリーは22歳、リッチー・ヴァレンスは僅か17歳だった。 この飛行機…

あり得もしない妄想を思い描いたとして、私の場合、アラブの王様のようなとてつもない大金持ちと仮定した場合の話だが、あり余る財力で美術品や骨董品を買い漁り、個人美術館を作る、そんなことを考えてみたりする。 入場者は全て会員制で、私はいつもオーク…

Baron Nishi.mpg 「バロン西、貴方の名誉はすでに十分に保たれた。我々は貴下を殺すことはできない。 降伏して下さい」 この有名な降伏勧告の呼び掛けは本当にあったのだろうか。 アメリカ側は、ロス大会の英雄バロン西がそこにいることを知っていて、降伏を…

4/19公開 『ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ』予告編 大型書店の世界史のコーナーに行くと分かるが、どの国よりもドイツ史が一番多い。 それも言うに及ばずナチス関係の本が圧倒的で、人類史の上ではこれほど興味の湧く歴 史はない。 何故、ドイツ人…

江戸時代、神社やお寺は人気の観光スポットだった。 その客を目当てに寺社の境内に出来たのが水茶屋。 水茶屋とは、一椀五文ほどでお茶や団子を出す出店のことで、今の価格では125円ぐらいらしい。 その客寄せのために置かれたのが看板娘というわけだ。 中で…