愛に恋

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「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。東山三十六峰静かに眠る丑満時……たちまち起こる剣戟の響き

 

1926年阪妻プロ・松竹映画 『尊王』で「東山三十六峰静かに眠る丑満時……たちまち起こる剣戟の響き」という活弁の説明文句で有名な幕末乱闘劇だが、どうやらそこから阪妻を「剣戟王」と呼ぶようになったらしい。これを後年、『男はつらいよ』の冒頭シーンで渥美清が見事な活弁で演じている。自分で何度練習しても滑舌の悪い私には出来ない、例え短い台詞回しでも無理なのだ。まったく才能がないからやんなる。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。もともとやっぱり役者にはむかないんだな。何をやってもダメな私。これが天職だというのがない。元来が転職向きなのだ。おやすみなさい、また明日。