愛に恋

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「ムーンライト・セレナーデ」 タヒチのゴーギャン

以前、ゴーギャンを嫌っていた彼女がいた。つまりは作品云々というより彼の人間性を問題視していたようだ。ロリータ趣味で、初めての現地妻が13歳のテフラ、その後妊娠したが死産だった。日本でいうなら中学1年ではないか。併しこの次期に瑞々しい作品を残している。タヒチからパリに戻ったゴーギャンはアンナというジャワ人女性を愛人にしてペットの子猿と共に連れ歩いていたが、ゴーギャンが留守の間に金目のものを持ちだして姿を消してしまった。その後、娼館通いは日常的でズーリーという女と懇意になり梅毒を移されてしまう。タヒチに戻ったゴーギャンは通称パウラというこれまた13歳の少女と同棲、女児を出産したが数日後に死去。この時期、病気と経済苦で絵を描くことも出来ず、タヒチを離れマルキーズ諸島のオア島へ移住する。そこでカトリック宿舎の14歳の少女を口説き愛人にする。ゴーギャンには本妻ヴァエホとの間に子供がいるが、初めてタヒチに行った時に知り合ったジュリエット・ユエという女性の間にも子供が出来た。複雑な女性関係のうちにゴーギャンヒ素をあおって自殺を図ったが未遂に終わってしまった。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。当時のタヒチは女性が上半身裸で生活していたようだが、ゴーギャンにとって画家としては成功したようだが、健康と生活はどうだったんだろうか。おやすみなさい、また明日。