愛に恋

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ダメオのアニマル・ラブ Part.50

わ~ら~にまみれてよ~、そだてたく~りいげ、きょうはひかれてよ~お、ま~ちへ~えゆ~く~、は~~~ああああ

ラララララ~ララ、ラララララ~ララ、おっと、俺はジャマイカ犬のトーマスっていうんだ、宜しくな。アイ・ミュージック・レゲエってなもんだよアンタ、頼むぜ。とこれで飯はまだか、ジャマイカ風のやつをこってりとな。

「何じゃと、この俺さまにたてついて生きて帰れると思っているのか」「おお、おもしれえ、やってもらおうじゃねえか」「あとで吠え面かくな」「お前さんこそ気を付けな。この俺を食べてみろ、胃の中はチクチクだからな」「え、どうしてだ」「お前にとっては決して上手いエサにはならねえよ」「負けを認めたのか」「違うね、ここは砂浜、俺の領分だ。お前みたいな奴が来るところじゃねえ。いいか、忘れるな。俺の仲間がお前を見ていることを。ただじゃ帰れねえぜ」「な、何だと」「既に包囲されてるってことだよ」「ま、待てよ。話あおうじゃないか」「そ~れきた」

「はい、サマンサ一家、全員そろいました」「紹介してもらえないかな」「はい、オレンジの帽子を被っているのが私の再婚相手のモンターナです。ブル―の帽子が私の子供でピートで、パープルの帽子の子が旦那の連れ子でサニー、そしてレインボーの帽子が居候のミーコです」「みんな健康家族だね」「そうなんです、我が家はみんな健康だけが取り柄でして、その代わり全員おつむの方が少し足りないんです」「そんなことはないだろう」「いえ、あります」「旦那は今でもほかのメスに色目を使うバカで、町内から苦情がきています」「それは浮気性だね」

さあ、みんな寝なさいよ、寝る子は育つというからね。ただしおねしょはダメよ。♪ ねむれ ねむれ母のむねにねむれ ねむれ母の手にこころよき。すやすや。

「ちょっと、ちょっと、ここは犬の立ち入り禁止区域だよ」「いいじゃねえか、そう固いこと言うなって」「何言ってんだよ、ダメなものはダメなんどよ」「直ぐ行くからよ、ちょっと待ちなって」「あっ、おい、そんなとこで立小便したらダメだろ」「なに言いやがる、出物腫物ところ選ばずって言うだろ」「バカ言え、お前か、何かこの辺りが臭いなと思っていたら、ここをトイレ代わりに使っていたんだな」「しょうがねえじゃねえか。こんなところに棒を立てて置く方が悪いんだろ」「ふざけやがって、このポチ野郎が」「あぶね、何しやがる」「うせろー」

「いいかい、離れず着いてくるんだよ」「うん」「もし、ライオンやハイエナが現れたら、私のお腹の下に入りなさい」「はい」「相手は集団だからね。決してお腹の下から出てはいけないよ」「うん」「相当しつこく攻撃を受けるからね。私の動きに合わせて移動するんだよ」「はい」「尻尾なり足に噛みついて私から離そうとするから、何とか私は追い払おうと動くからね、それに合わせてお腹の下から出ないようにするんだよ。集中してないと終わっちゃうよ」「はい」「後ろは注意してね、敵が見えたら教えなさい」「分かりました」「じゃ行くよ」「はい」

「どうですか、似合いますか」「ボブキャットっていうんだよ」「ボブキャット!」「そう、ボブキャット」「これで、出かけたらみんな何て思うかな」「ビックリして囲まれるよ」「モテるかな」「モテますよ、お気に入りのたけし君にもウケると思うよ」「そうお、じゃ、ちょっと行ってこようかな」「うん、いってらっしゃい。でも、いきなり交尾はダメよ」「ダメなの」「ダメよ」「分かりました、行ってきます」「はい、行ってらっしゃい」

2頭のゴリラが、彼らを守る密猟対策レンジャーと一緒にポーズをとっている写真。彼らは親友のようなものです!ホント、ゴリラを密輸しようなんて不届き者もいいとこです、徹底的に取り締まってくださいね。

「はい、全部で八匹、みんなアナタの子供よ。大事に育ててね」「ワン」