愛に恋

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「ムーンライト・セレナーデ」 渋沢栄一

渋沢栄一という人は初め政府に出仕したが、明治6年34歳で辞してから、保険、海運、陸運、航空、通信、綿業、製紙、ビール、鉄鋼、化学、ガス、電気、ホテル、倉庫などあらゆる産業に数百の会社を設立した。同時に東京高等商業(一橋大学)や日本女子大学の創立、貧民救済、養育院など数百の社会事業にも出資協力して、経済と道徳は一致すべきであるとし、財閥とはならず、公益に尽くした。栄一が生涯「官尊民卑打破」に挺身したことも薩長藩閥政府への抵抗であり、幕臣として一貫した人生だった。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。偉い男ですね渋沢栄一という人は。明治日本にはこういう偉材が多く輩出されたことで、大正時代には5大国の一員になれたわけだ。素晴らしい日本だったはずなのに。おやすみなさい、また明日。