愛に恋

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「ムーンライト・セレナーデ」 「人間はその個性に合った事件に出逢うものだ」

同業の先輩方に初めて見た芝居のことを伺うと、皆さんイプセンであり、シェイクスピアでありブレヒトである。私のような猿芝居の「忠臣蔵」という方は一人もおいでにならない。どうもこのあたりから、人間の格というか書くものの位が決まったような気がしてならないのである。「人間はその個性に合った事件に出逢うものだ」という意味のことをおっしゃったのは、たしか小林秀雄という方と思う。さすがにうまいことをおっしゃるものだと感心した。私は出逢った事件が、個性というかその人間をつくり上げてゆくものだと思っていたが、そうではないのである。事件の方が、人間を選ぶのである。そう考えると、猿芝居の新春顔見世公演「忠臣蔵」も、まさに私というオッチョコチョイで、喜劇的な個性にふさわしい出逢いであったと、向田邦子はいう。私の場合、事件を〇〇〇にした場合がいろんなドラマの出会いであり修羅場であった。だから人生は面白い。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。そうではないのである。事件の方が、人間を選ぶのである。そう考えると、猿芝居の新春顔見世公演「忠臣蔵」も、まさに私というオッチョコチョイで、喜劇的な個性にふさわしい出逢いであったと、向田邦子はいう。私の場合、事件を〇〇〇にした場合がいろんなドラマの出会いであり修羅場であった。だから人生は面白い。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。おやすみなさい、また明日。