愛に恋

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「ムーンライト・セレナーデ」 胡坐

あぐらを漢字で書くと胡坐となるが「胡」とは北方民族という意味です。つまり、北方民族の座り方が胡坐ということになる。中国人は胡坐をかけない。正座もできない。ところが満州族蒙古族はあぐらがかける。そもそも狩猟民族や遊牧民族は定住地を持たず、移動式の家に入るときには靴を脱ぐ習慣があり、地面に胡坐をかいて座る。そう考えると日本人はかなり彼らに近い。頭を剃る習慣も江戸時代の日本人は月代を剃ってちょんまげ結っていた。これは北方民族の習慣と共通している。辮髪でぶら下げている後ろの部分を纏め、前に折り返せばちょんまげになる。以前から不思議に思っていることだが、モンゴルから大相撲に入ったひとは全員日本語が上手い。日本人と変わらぬ発音ではなせるが、ハワイ出身の力士たちは話せるようになっても、どうもアクセントが違う。ということは逆に日本人もモンゴル語を勉強すれば、モンゴル人と同じ発音で話せるということではないだろうか。日本人がどこから来たのかというヒントになる起源かもしれない。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。扨て、今日のお告げを何と捉える。吉と出るか凶と出るか。われ独り今宵も本を読むそうな 今宵静かな時をくつろぎ。