愛に恋

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「ムーンライト・セレナーデ」 北方四島の返還

ウクライナ戦争の開始と共に日露の関係は悪化の一途を辿り、この分では北方四島の返還など夢のまた夢。昭和31年10月19日、モスクワ、クレムリン宮殿でフルシチョフ第一書記などソ連政府や党の要人たち、それに日本政府の鳩山首相河野一郎農相、松本重治が、宣言と議定書に次々と署名を行った。この宣言と議定書はそれそれの国での批准を終え、12月に入って発効することになった。共同宣言では、平和条約発効時に歯舞、色丹を日本に引き渡す、国後、択捉については両国間に正常な関係が回復したとき、平和条約の締結に関する交渉の中で継続するとの玉虫色の条文になっていた。鳩山内閣のもとでこの交渉にあたった河野は、血を吐く思いでやっとこの段階にこぎつけたとのちに述懐している。この平和条約の締結はそれから67年を経た今もなされておらず、領土問題は両国間で積み残したままになっている。どうするんだ家康。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。イスラエルに厳しい非難、ガザ緊張緩和目指すエジプトで「平和サミット」、どうするんだイスラエルは。おやすみなさい、また明日。