愛に恋

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「ムーンライト・セレナーデ」 賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ

「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」とはドイツの鉄血宰相といわれたビスマルクの言葉だ。歴史に学ぶとは、自分とは異なる経験・思考・能力を有する先人の存在を認め、その人物の真実にどれだけ肉薄するかという精神活動であろう。だから新たな発見があるのだ。自分の経験に先陣を当てはめて自分の器で解釈することは歴史に学ぶのではなく、自分の経験を正当化しているに過ぎない。三面記事史観は歴史を面白おかしくとらえて、自分の経験を正当化するには恰好のもので、人は易きに流れるものである。人は易きに流れるものである、確かにそうなのだ。己を律することは並大抵に出来ることではない。耳が痛い話だ。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。日曜の夜は何かと忙しい私です。それではまた明日、おやすみなさい。