愛に恋

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「ムーンライト・セレナーデ」 丁稚奉公

昔の丁稚というのは11歳から12、13歳くらいが奉公に上がる年齢で、10年奉公といって、その間、給金は1銭も貰えなかった。つまり商売の道を教えてもらうのだから無給で働くのはのはあたりまえ。奉公に出てからは、使いで自分の家の前を通っても勝手に寄ることは許れず、自由に外出できるのは年に2度だけ。正月の15、16日、お盆の15、16日。このうちのどちらか1日だけ。どんなに寒くても火にあたれず、真冬の3ヶ月以外は足袋も履けず、店にいる時は正座、ご飯を食べる時は一番最後で汁ばかり。10年になると最後にお礼奉公として1年勤めあげ、やっと手代になれ羽織を着ることを許される。戦後生まれで本当に良かった。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。悪性リンパ腫には70を超える種類があり、その種類が特定できない限り効果的な治療には進めないそうだが、私の場合、直ぐ種類が判明し抗がん剤治療となったが、随分、送れる人もいるらしい。この病気、悪性と名の付くところが嫌いだ。では皆さん、おやすみなさい、また明日。