愛に恋

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ダメオのアニマル・ラブ Part.37

すやすや、昼寝には持って来いの長い鼻。ゾウの孤児院の世話人なんですよ私は。

「ちょっとやめて」「うるさい、黙ってろ」「苦しいって」「誰だお前は。こんなところで何やってる」「とにかくさ、一端外へ出してよ」「勝手に出て行け」「勝手にって、出れないもん」「そんなん知らんがな」「そんなこと言わないで、ちょっと開けてよ」「開けられないよ、ぎゅうぎゅう詰めなんだから」「苦しい、うぐっ」「こっちだって何とかしてほしいよ」「死んじゃう、このままなら死んじゃうってば」「死ぬときは死ぬさ、今日が最期だと諦めな」「いやだ、そんなこと言わないでよ。出して~~~、どいて~~」「チ~~~ン、なんまいだ~」

「おい、なんだ、やるのか」「・・・」「どうした、かかって来いよ」「いや、やる気はないよ」「どうした、「いつもの威勢はないのか」「君が相手じゃとてもかなわないんでね」「じゃ、とっとと失せろよ」「うん、そうした方がよさそうだな」

「ガオ~」「シャ~」「なんだ、やるのか」「おお、やってやろうじゃないか」「かっかってこんかい」「よ~し、行くぞ」「こ~い」

「ちょっと、もういいでしょ」「何でだよ、3週間ぶりに会ったんだよ。しっかり愛を確かめ合おうよ」「愛は分かってるわよ」「なぜ、そんなに嫌がるの」「だって暑いじゃないのさ」「あたりまえだよ、熱い中なんだから」「違うわよ、このくそ暑いのにいつまども抱き合っていなくてもいいでしょ」「暑くて熱い、最高だ」「なに言ってるの、だいたいアンタ臭いわよ。加齢臭じゃないの」「そんなに年取ってないよ」「そうそう、蚤が湧く季節だけど大丈夫でしょうね、うつされたらたまったもんじゃないわ」「僕は清潔だからいないよ」「ならいいけど」

究極の写真ですね。狙われているのはシャチの主食オタリアです。一旦捕まえると直ぐには食べず。まるでサッカーボールのように尾びれで叩き、中を舞うオタリアを弄び楽しみます。そうなったら最後、オタリアが助かることはない悲しい運命です。

おお、もっと日陰を。暑い、朝から暑すぎる。何とかならんか。そうだ水だ、水はどこだ。このままではバテるではないか。ああ、熱中症が怖い。

「いいか、お前たち。いくら暑いからといって川遊びは絶対にいけないよ。急に深くなるところがあるからね、中に入ってはダメだよ。ネコと違ってイヌは水遊びが好きだからね。くれぐれも注意しなさい。これからお散歩に行くけど奥入瀬川の近くを通るからね。あそこで少し休憩するけど川泳ぎはしないからね。分かったかい」「は~い」「よし、じゃ行こう。出発進行~」

「ちょっと待って、ひとりで二つなんてずるい、それ僕のだよ。返して」「へへ、早い者勝ちだよ」「待て~~、この野郎、よくも僕の分を取ったな、許さない」「おい、早くずらかろうぜ、走れ~~」「ちきしょうめ、とっ捕まえて懲らしめてやる」「助さん格さんじゃあるまいし、そう易々と捕まってたまるか」「この暑いのにアイスを取るなんて猫の風上にも置けぬ奴だ」「堪らないね、この美味しさ」「片方には口を付けるなよ。今、この俺様が奪い取ってやる。お前らの様な悪がガキがどうなるか、よく見てやがれ」「捕まえるもんなら捕まえてみやがれ」

落ちてる物は靴でも使え!