愛に恋

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語彙力・雑学・エトセトラ

文学はストーリー展開の面白さばかりを優位とするべからず。
語彙力の豊富なものこそ日本人矜持たるべし。
なんてね。
 
明治大学の斉藤教授が最近『語彙力こそ知性』という本を出しているが頗る同感。
しかし、直ぐ忘れてしまうところが凡夫の悲哀。
故に最近読んだ本の中で気になった言葉を備忘録として書き留めておきたい。
忘れてしまうには勿体無い言葉、しかし、忘れてしまうのが常。
 
一顰一笑 (いっぴん‐いっしょう)
 顔をしかめたり笑ったりすること。ちょっとした表情の変化。顔色。機嫌。
 韓非子の言葉らしいが、「顰」とは、ひそみですよね。
 「顰に倣う」の。
 
「情熱こそは人間の全てである」
 
一将功成りて万骨枯る
 功績が目立つ人の影には、それを支えた無数の人の努力・犠牲があるということ。
 
鬼の我執
 意味解らず
 
・憂色濃い、寡婦の表情を無防備に他者に見せた
 素晴らしい表現だね!
 
・川のまんなかに小舟を浮かべ、
 江戸時代のように密談しなければならない日がくるのかも
 
・あれから五十年
 人々はみな
 掻き消すように居なくなり
 
・書くときはたとえ十分であったとしても、着想し、想念を反芻し
 詩の言葉として定着させるには時を要する
 
 
九成宮醴泉銘 
 欧陽詢(おうよう じゅん、557年 - 641年)唐代の儒家、書家が書いた草書千字文
 らしいがよく解らず。
 
 醍醐天皇の宣旨に従い捕らえられた為、正五位を与えられたという故事。
 
・大隈内閣の海軍大臣、八代六郎は尾張犬山藩の出身

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芸術は人生の模倣なり オスカー・ワイルド
 
雲に懸橋 霞に千鳥 浄瑠璃
 雲に橋が架けられず霞は春のもの、千鳥は冬のもの、故に釣り合わないこと。
 天明4年3月大阪藤川座「隅田川続俤(すみだがわごにちのおもかげ)」で四世市
 川団蔵始めての「法界坊」が乞食坊主の身で、質屋永楽屋の一人娘お組を見初
 めて、「雲に架け橋霞に千鳥、及びないとて惚れたが因果にて御座候」という付文
 を袂に入れる件がある。
 
八面玲瓏 (はちめん-れいろう)
 どこから見ても透き通っていて、曇りのないさま。
 また、心中にわだかまりがなく、清らかに澄みきっている様。
 だれとでも円満、巧妙に付き合うことができる様。
 「八面」はあらゆる方面、四方八方。「玲瓏」は玉のように美しく輝く様。
 澄みきって美しい様。
 
卯の花腐し(うのはなくだし)
 五月雨のこと。
 
画竜点睛
 睛は瞳の意。本の少し手を加えると全体が引き立つ。
 
女賢しくて牛売り損なう
 女が利口なようすをしてでしゃばると、かえってその浅知恵を見すかされて物事
 をやりそこなうことの譬え
 
・隠栖(いんせい)
 俗世間を逃れて静かに住むこと
 
一伍一什
 これで、一分始終と読む。
 
・ジンバリ娘
 好色なこと。多淫なこと。また、その人。
 全然、聞いたことがない。
 漢字では腎張りと書く。
 
偕老同穴
 昔、雷蔵の映画で聞いたことがある。
 共に暮らして老い、死んだ後は同じ墓穴に葬られること。
 比翼連理は同じ意味。
 
・人生は挑まなければ、応えてくらない。
 うつろに叩けば、うつろにしか応えない。
 
いや、それにしても日本語は素晴らしい。
学習意欲が湧いてくる。
こんなものはほんの一部で無限に語彙力はあるはず。
覚えたいな。
 
「君、よかったらジンバリ娘を紹介してもらえないだろうか」
なんて。