愛に恋

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「ムーンライト・セレナーデ」 『マタイ受難曲』

バッハの『マタイ受難曲』を聴いたことがあるだろうか。30年ほど前、そんなに有名ならということで、たまたま安く売っていたCDを買って聴いてみたのだが、これが宗教音楽のようで、私にはさっぱり解らず二度と聴かなかった。然し、バッハの死から79年後、若干20歳の青年によって、大バッハは再び息を吹き返す。メンデルスゾーンがベルリン市民に叩きつけ、絶賛を博したのが、他ならのこの『マタイ受難曲』だった。『マタイ受難曲』は瞬く間に欧州を席巻し、空前のバッハブームが起きた。彼が幼い頃、祖母に渡された『マタイ受難曲のスコアに魅入られなければ、バッハの名曲は埋もれたままだったかもしれない。ひょっとして、私のこの『読書メーター呟き』が79年後、誰かによって発掘され、空前の「ダメオブーム」になるかもしれない。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。そんなわけで今日もお疲れ様です。また明日、おやすみなさい。