Believe what your heart tells you, not what others say(他人の言うことではなく、自分の心が言うことを信じてください)。俺さまがゴリラの中のゴリラといわれているサマーズっていうもんだよ。知ってるだろ、えっ、知らないのか。情けねえ野郎だ。一応、これでも英語を習ったんだぜ。お前さんも心の声をちゃんと聴いて行動してるか?自分に素直に、間違った方向に心の進路が向かないよう訓練も大事だぜ。天法自然に叶った法則っていうもんがあるわけよ。まあ頑張りな、人生は長い。
「よ~し、やっと揃ったな。もうずいぶん手間がかかったぞ。いいか忘れるなよ、この体勢だ。これをハートって言うんだ。愛あるマークなんだからな、愛は人間も犬も変わらないだろ。自分の前と後ろに誰がいるか覚えていれば、いつだって出来るからそれだけでいい。よ~し、カメラで撮るからな、動くなよ、そのままだ」「ワン・ワン・ワン」「いくぞ・・・カシャ」
「よ~し、いい感じで並んだな、写すぞ、ちゃんとこちらを見ろよ。おい、聞いてるのか、お前だ、チャーリー、お前だよ。前から2番目、チャーリー、どっち向いてるんだよ」「あぁ、俺か」
「ねえねえ、き、君ってアナグマだよね」「そうだよ、それが何か!」「別に何かってわけじゃないけど、なぜいつも僕から離れないの」「ダメなの、いいじゃん別に一緒にいたってさ」「いや別に悪くはないけど、仲間のところにはいかないの」「いかないよあんな奴」「え、どうして」「僕のことをみんなで虐めるからさ」「そうなの」「そうだよ、だから僕は君みたいな虐めない安心できる友達が欲しかったのさ」「そうか、僕たちはまだ子供だからね、しかし君、大きくなったら逆に僕を虐めないだろうね」「僕が君を虐めるってか。ありえない」「なら安心」
「お~い、もうダメだぞ。これで定員だ。これ以上乗せると動かないからな」「ニャン・ニャン・ニャン」「大丈夫か、落ちるなよ」「ニャン」「屋根に乗っている奴は落ちないだろうな」「ニャン」「何百匹ぐらい乗っているのか、よし、出発するぞ、いいか」「ニャ~ン」
「知ってるかい」「なにを」「人間たちは僕たちのことを犬猿の仲って言ってるんだよ」「どういう意味?」「犬と猿は仲が悪いんだってさ」「なんで、ぜんぜん仲いいじゃん」「でしょ」「おかしな話だよね」「あ、分かった。それ日本の話でしょ」「そうだけど」「君はチンバンジーだから違うんだよ」「どう違うの」「日本人の言うのは日本ザルのことを言ってるのさ」「あ、そうか」「そうだよ、これからも仲良くしようね」「頼むよホントに」
「あれじゃないかな」「どれ?」「ほら、両手にいっぱい袋を持っている人さ」「あっ、あれか」「そうだよママだよ」「ずいぶん沢山買って来たんじゃないの」「バーガーかな」「なんかそんな感じ」「ク~ゥ、お腹が鳴るな」「もうペコペコだよ」「ドッグフードも沢山買って来たようだね」「まずはバーガーを食べたいな」「早く来ないかな、うずうずしてきたよ」「おい、じれて吠えるなよ」「分かったよ、それでもイライラしてきた」「だって遅いんだものママ」「もっと早く歩いてよ」「ほんとだ、あれではイライラするのはあたりまえだ」「うん」
「良かった、君と幼馴染で」「そうだろ、この俺さまと一緒なら恐いもんpなしさ」「ホントだ、どこへ行っても自慢できるよ」「世の中じゃライオンが百獣の王と言われているだろ、あれは間違いだよ」「そうだよ、一番強いのはトラだよね」「決まってるだろ、ライオンなんか恐くも何ともないさ」「そうこなくちゃ兄貴」「まあ、これからも一緒に生活していこぜ、エサは俺が捕って来てやるから心配するな」「頼もしい兄貴を持って幸せだよおいらは」「任せとけっていうことよ」