愛に恋

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ロシア革命史〈2〉 トロツキー

これは本当に難しい。ろくに学歴のない私には高嶺の花のような本だ。前もってある程度の予備知識が必要とされる。2月革命が10月革命へと至る過程にはいかなる必然性があったのか。レーニンの帰国と「4月テーゼ」の発表。あくまで戦争継続の姿勢を崩さない臨時政府に対し、ついに兵士・労働者の不満が爆発。政治は権力闘争だと思うのだが、なんせ革命後の複雑な組織と人間関係で私はややお手上げ気味。そもそも弁証的唯物論からしてよく理解してないのだから。ただ、大戦でロシアから高名な軍人がひとりも出なかったと言われれば確かにそうだと頷ける。