愛に恋

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「ムーンライト・セレナーデ」 「嘘の大名人」

ヒトラーは云ふ。「なぜなら国民大衆の心は本質的に、意識して故意に悪人になるというよりも、むしろ他人から容易に堕落させられるものであり、彼らの心情の単純な愚鈍さからして、小さな嘘より大きな嘘の犠牲となりやすい。というのは、かれら自身、もちろんしばしば小さな嘘をつくのだが、しかし大きな嘘をつくのはなにしろあまりにも気恥ずかしく感じてしまうからである」そして「真実を教えられても、なお疑い続けて揺れ動き、そして少なくとも少しぐらいの嘘はやはり真実だと受け取るだろう。したがって、きわめてずうずうしい嘘から、つねに何かが残る。この世のあらゆる大嘘つきや、大嘘つき団体だけが底の底まで知っている事実が残る」「嘘と、中傷を活用する可能性について、もっとも熟練しているのは、どの時代でもユダヤ人であった」あの、ショーペンハウアーですらユダヤ人を「嘘の大名人」と呼んだという。自分の言葉で民衆の心を奪う点においては、ヒトラーはずば抜けた才能を持っていた。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。かぜを引いてしまいました。おやすみなさい、また明日。