愛に恋

    読んだり・見たり・聴いたり!

オトコとオンナの深い穴 大田垣晴子

むか~し昔、まだ20歳ころだったか、先輩に連れられてストリップを見に行ったことがある。確か二度ほど行ったと思うが、私はできるだけ後ろに座り、真剣な眼差しの客を見ていた。一番前の席に座る客は「がぶりつき」といって、何とか秘部を見ようと顔を斜めに必死の形相。すると「アンタ何回見てるのよ」と上から平手打ち。実は私、男といってもこんな所まで来て見たがる客の神経が解らない。何が面白いのってな感じなんですね。本書は風俗のエトセトラが書かれているのだが、既に初体験を済ませていた私にはどうも風俗というのが性格的に合わない。昔は昼サロって何だろうと思っていたが、ともかくありとあらゆる風俗に行ったことがない。金を払ってまでそんなことをしても虚しいというか、その気になれないのだ。なら、なんでこんな本を読んだのかと言われば、ただ何となく好奇心でというしかない。読んだら直ぐ忘れていく参考にもならない本だった。