愛に恋

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「ムーンライト・セレナーデ」 永田鉄山軍務局長

統制派の首領、永田鉄山軍務局長を知っているだろうか。昭和10年、その絶大なる権力を持っていた永田少将を、こともあろうに軍務局長室で惨殺した相沢三郎中佐は、第二回の公判の折り、このように答えている。「永田閣下は、当局として皇軍を背負って立ち、皇軍の真姿を現はすべくお預かりした軍務局長の立場にあり、その立場は、大臣以上に寧ろ、元老、財閥、新官僚等との脈略の中心であります。悪魔の総司令部の様なものであります。この悪魔の総司令部を一刀両断する、之が自分の使命であると思ひました」昭和10年8月1日、相沢は台湾歩兵第一聯隊への転補を拝命していた。この人事の裏には、直属の上官である樋口季一郎の意向があった。樋口は、革新熱に浮かれる相沢を日本から引き離すことが得策だと判断したのだが、樋口のこの配慮が結果的には裏目に出た。永田鉄山東條英機の先輩にあたり、もしこの事件がなければ先に永田総理ということにもなったろう。そうなれば後の太平洋戦争もどうなっていたことか、返す返す残念な死だった。強気で知られるネタニヤフ首相の在任も長くはないだろうと言われる。ガザ占領後の統治はどうするのか決まっていない。今からポスト、ネタニヤフ争いが囁かれるようになった。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。イスラエル軍報道官は、トンネル対策に当たる特殊工兵部隊を投入したことを明らかにした。このまま終わってしまうのか話すは。もっと激しい抵抗があると思っていたが。おやすみなさい、また明日。