愛に恋

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「ムーンライト・セレナーデ」 関東軍特殊演習

関東軍特殊演習というのを聞いたことがあるだろうか。所謂、関特演で1941年7月2日の御前会議の決定にもとづき、天皇の允裁を経て参謀本部が動員令を下し、戦時動員として80万の大軍をソ連国境に集結し、シベリアの占領地行政の計画とか、あるいは開戦後の満州国の取り扱いまで定めてある戦争準備の行為であり、それが実際に戦闘行為に移らなかったのは客観的情勢が好転しなかったことが要因だが、独ソ戦は既に始まっており、一路、モスクワに向かって進軍していた。対するソ連軍はジューコフ大将が関東軍と対峙していたが、若しこの時、関東軍が開戦の火蓋を切っていれば、大戦は違った形になっていただろう。あるいはソ連は崩壊していたやも知れぬ。今現在、ウクライナ戦争での兵員不足で、ロシア軍はサハリンの兵員をウクライナに移動させているらしい。そこでだ、その隙を突いて、今こそ江戸の敵を長崎で討つというのはどうか。自衛隊樺太に進軍させるのだ。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。まあ、ありえない空想に耽る秋の夜長ということじゃ。おやすみなさい、また明日。