アルフレッド・ヒッチコック監督の「裏窓」(1954年)です。この場面、グレース・ケリーとジェームズ・スチュワートが向こうに見えるアパートの一室を見ているのですが、不思議というか上手いというか、実際は向こうの窓を見ているふりをしているだけですよね。キャメラはこちら側にあるので。併し二人は向こうの部屋で起きていることを見ている、その表情が実に上手い。
『愛情物語』1955年のアメリカ映画。主演は美男美女のタイロン・パワーとキム・ノヴァク。音楽家エディ・デューチンをモデルにした映画で、ピアノ演奏は名手カルメン・キャヴァレロが吹き込んでいる。私が本作をテレビで見たのは16歳の時で、白血病で余命いくばくもないと宣告をうけるデューチンが、死期迫り来る中、息子のピーターにそのことを打ち明ける。ラストの場面、2人はグランド・ピアノの前に坐り、ピアノを合奏する。それを見守る妻キム・ノヴァク。三人の何と哀しく切ない姿に16歳の私は号泣したものでした。
8 ½' (1963)
Heat 1995
Full Metal Jacket (1987)
道
今日はこの映画です。分かりますかラストシーンです。跪いているのはチャールトン・ヘストンです。「ああ、地球だったのか」、そうです「猿の惑星」ですね。猿が支配する惑星が実は地球だったという衝撃的な最後でした。この映画はシリーズ化されましたが、やはりpart.1が一番いいですね。
今日は『真夜中のカウボーイ』 (1969)です。主演はジョン・ヴォイト、ダスティン・ホフマン。第42回アカデミー賞 作品賞受賞作品です。見ましたか。私は何十年も昔に見たので殆ど内容を忘れてしまいましたが。挿入歌「うわさの男」はハリー・ニルソンが歌ってます。
今日はチャーリー・チャップリン監督・脚本・主演、1921年制作の『キッド』です。映画史上初めて喜劇と悲劇の融合が効果的に取り入れられた長編喜劇映画で、天才子役としての演技力をみせたのはジャッキー・クーガン。彼も既に亡くなっているが、チャップリンの第一子が制作開始の直前に死んでいることが、この映画での子供への親密な愛情表現につながっていると指摘している。貧困と金持ちの傲慢に関する描写は、チャップリンのロンドンでの体験が直接に反映されていると言われているが、私的に名作だと思う。