愛に恋

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「ムーンライト・セレナーデ」 歴史の中での偶然

幕末維新の動乱に乗じて世に躍り出た英傑たちは殆どが下級武士だった。明治になって日本の黎明期を創り上げたのも薩長土肥の武士たちだ。司馬さんの本を読んでいると、それらの人物を生きいきと描き出すあたりが夢中にさせる要因で、ある人は言う。歴史上の人物が出て来るのは、その時点では単なる偶然でしかない。しかし、後世のある時点に立脚して、歴史の中でその偶然を見つめたとき、それがいかに必然であったかがよく分ると。本当にそうなんですよ。龍馬も西郷隆盛もまるで舞台がセッティングされていたかのように。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。明日は3ヶ月に1度の癌検診。採血、レントゲンなどがあり、8時には家を出ないといけない。何もないとは思うがやはり気が重い。まあ、いつものように平常心で行ってくるわ。