私にとって、読書を楽しむ時代は既に終わっている。
その昔、「生涯教育」いう言葉を初めて見た時、学歴のない私はこれだと確信した。
読書をすることによって剣山を積み、何が一番知りたいのか確認していく作業を続けなければならないと。
その最中に古本の魅力に憑りつかれた。
既に絶版になっている幾万の本から自由自在に選んで買い、読む。
正に我が意を得たり。
で、肝心の見定めたターゲットは如何に。
そう、子供の頃の「赤穂浪士」より目覚めた歴史なのだ。
然し、歴史というだけではあまりにも漠然とし過ぎている。
ともあれ私は歴史ノンフィクションが大好き。
評伝、伝記、裁判記録、事件と何でも読む。
中でも大好物が第二次大戦と幕末維新なのだ。
幕末維新に関してはかなりの時間を割いてきた。
大東亜戦争に関しても然りだ。
だが、ナチスドイツに関しては幾ら読んでも、まだまだ先は遠い。
書店の世界史のコーナーに行ってもドイツ史に関する本が圧倒的に多い。
それもこれもヒトラーの存在があるからで、勉強するのに、これほど恰好な人物はいない。
そして私が「生涯教育」として見定めたのは「独ソ戦」なのだ。
人類史上最大の決戦。
モスクワ陥落かベルリン陥落か。
何故、モスクワの一歩手前まで行ってドイツは負けたのか。
自分なりの答えを出すまでは道のりは長い。
だからというわけではないが、以前から使わずにおいたAmazonカードの3000円。
いつまでもほったらかしにしておくのも何だと思い、丁度、3000円分で3冊買ったはいいが、予期せずして、3冊ともナチ関係になってしまった。
別に意識してこうなったわけではない。
あくまでも偶然。
3冊で1000ページはあるだろうか。
積読本307冊、読みたい本が1751冊と記録を付けているんで分るが、こんなに読めるのか?
読めるわけないけど、命続く限り試練も続く。
挑戦こそ人生なのだ。