愛に恋

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「ムーンライト・セレナーデ」 ムンクの名作《叫び》誕生

「夕暮れ、道を歩いていた。一方には町が見渡せ、眼下にフィヨルドが横たわっている。私は疲れて、ぐったりしていた。立ち止まってフィヨルドを眺めていると、沈みゆく太陽、雲が赤く変わっていった。まるで血のように。どこからか聞こえる叫び声が、私の耳を貫いたように感じた。たしかに叫びを聞いた気がした。私はこれを絵に描いた。雲を本当の血のように描き、色彩が叫んでいた。この絵が「生命のフリーズ」の《叫び》となった。エドヴァルド・ムンクムンクの名作《叫び》はこうして出来上がった。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。今。NHKで「失われた時をこえて」という家族の認知症の物語をやっている。大切な人の変わりゆく姿を受け入れるていく悲しい話だ。見ているこちらが哀しくなってくる。ある女性は63歳で認知症になったとか。哀しいね、生きるということは。本当に辛くて大変だ。哀しい。おやすみなさい。