口から炎を吐く、という魔犬の伝説が伝わる富豪のバスカヴィル家で、当主のチャールズ・バスカヴィル卿の死体が、屋敷の敷地内の小路で発見された。死体に暴行を受けた痕はなかったが、その顔は苦痛にゆがんでいて、表向きには心臓発作による病死と発表された。だが卿の死体のそばには、巨大な犬の足跡が残されていた。
小説の舞台となったダートムアの沼地
ということですが、シャーロック・ホームズものを中学以来、久々に読んだ。
併し今読むと少し違った感覚になるね。
例えば刑事、警察ものだと、それこそどぶ板式にいちから操作していくわけだが、名探偵ホームズの手にかかると、状況証拠、証人の意見などで、大方の目星が初めからホームズの頭には閃きがあり、それの証拠調べでワトソンと一緒に動き出す。
俺の手にかかればこんなもんさ、とでも言いたげなホームズ。
まあね、ホームズ、ポアロ、コロンボ、明智小五郎のご登場となれば、どんな怪事件だろうと見事に解決するわかだから仕方ないさ。