この映画は1963年のもので、つまり57年前ということになる。
歌っているのはコニー・フランシス。
彼女の年表を見ると。1938年12月12日生まれで55年のデビューとある。
してみると、当時は24歳ぐらいで、現在81歳ということになる。
映画出演者も亡くなっていなければ、お爺さん、お婆さんになっていて、月日の流れは残酷ですね。
私にとってコニー・フランシスは初めて聴いた洋楽の一種で、和製ポップスとでも言うのか、日本語の歌詞をつけて、昔、中尾ミエ、弘田三枝子、伊東ゆかり、森山加代子、九重佑三子などが歌っていたのを、よくマネして歌っていた。
然し、彼女らは誰一人欠けることなく、みなさんお元気なのはなによりだ。
で、曲の邦題は『渚でデート』。
個人的なことだが、今年は洋楽を聴くようになってから、または読書をするようになって、ちょうど満50年になる。
長いですね半世紀とは、偶然にも同じ年から鑑賞するようになったんです。
その間、女性ボーカリストで誰が一番好きなのかと心に問いかけてみるに、答えは決まっています。
例えば40sではジュリー・ロンドン、50sのコニー・フランシス、60sはダスティ・スプリングフィールドとグラディス・ナイト、70sのリンダ・ロンシュタットとマリスカ・フェレス、80sはホイットニー・ ヒューストンと多々追って来たが、泣きのギターが好きなように、歌も泣き節が好きなんですよね。
故にベストワンはコニー・フランシスなんです。
以前、テレサ・テンのことは「あんな声の人いませんよね」とジュディ・オングが言っていたように、コニー・フランシスのように歌が上手く泣きを聴かせる歌手も滅多やたらといるものではない。
長い月日が流れた今でも貴女の歌声を聴くと、胸がキュンとなります。
ましてや動画など見るとなおさらのこと。
コニー・フランシスも日本の歌手の皆様もいつまでもお元気で。