朝日新聞の号外特報。「けふ正午に重大放送 国民必ず厳粛に聴取せよ」。
あの日、上海で父はどんな思いで玉音放送を聞いたのだろうか。
在外邦人数百万、今後、怒涛の民族大移動で本国を目指して逃避行が始まる。
果たして生きて帰れるのだろうかという不安が全日本人にあったと思う。
命を落とした人。シベリアに抑留された人。中国兵に逮捕されたひと。
ポツダム宣言を受け入れるということは、日本人にとってこれから起きる悲劇を想定してのことだ。
嗚呼、敗戦。
1945年8月15日,玉音放送をラジオで聴き,涙を流す日本軍の捕虜。
グアムの収容所で撮影された写真。
終戦を迎えた人々の様子