愛に恋

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日本のいちばん長い日

今日は8月14日ですね

20代の頃だったと思うが、東邦映画で岡本喜八監督の「日本のいちばん長い日」を見たが、これがまた途方もない巨編で素晴らしいものだった。

昭和42年の作品だが、登場人物ひとりを除いてあとは全部実在の人を役者が演じている。

日本のいちばん長い日とは、1945年8月14日正午のポツダム宣言受諾決定から、翌日正午の昭和天皇による玉音放送までのことだが、この一日こそ日本を驚天動地に叩き込んだことは開闢以来あるまい。

初めて敗戦という憂き目に遭い占領されるという、その節目の会議を巡って閣議は紛糾。

一歩間違えればクーデターが起きかねない状況にあって、阿南陸相扮する三船敏郎の重厚溢れる演技は、さすがに世界の三船と言われるどけのことはあった。

最近、この映画のリメイク版があったが、敢えてそちらは見てない。

日本人としては、この日何が起きたのか見て知るべきだと思うのが私の心情なのだが。